特許
J-GLOBAL ID:200903087004911524

電子契約方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 辰彦 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-047962
公開番号(公開出願番号):特開平10-240826
出願日: 1997年03月03日
公開日(公表日): 1998年09月11日
要約:
【要約】【課題】契約の当事者間で、共通の鍵を使用した暗号通信を行いつつ契約の信頼性を高めることができると共に、簡易で普及性の高い電子契約システムを構築することができる電子契約方法を提供する。【解決手段】ユーザーBがユーザーAから契約の締結の意思表示を受けたとき、ユーザーBは自身の端末装置によって一回性の数を種とする乱数を生成し、それをユーザーAとの共通鍵KABで暗号化してユーザーAに送信する。ユーザーAは乱数を共通鍵KABで復号化し、その乱数を鍵として契約内容を暗号化してユーザーBに送信し、ユーザーBに契約を申し込む。さらにユーザーAは契約内容を自身の秘密鍵KSAにより定まるハッシュ関数で変換して成る認証データをユーザーBに送信する。
請求項(抜粋):
ネットワーク上の二人の当事者の一方を契約の申込み側、他方を該契約の受諾側として、両当事者がそれぞれ所持する端末装置間のオンライン通信により前記契約を行う電子契約方法において、各当事者の端末装置に、あらかじめ前記契約を行う相手側の当事者の識別子を入力することにより両当事者間でのみ有効な暗号通信用の共通鍵を生成する手段と、通信データの暗号・復号化を行う手段とを具備しておき、前記受諾側当事者は、前記申込み側当事者から前記契約の締結の意思表示を受けたとき、該受諾側当事者の端末装置により、前記申込み側当事者の識別子を入力して該申込み側当事者との前記共通鍵を生成した後、前記申込み側当事者には不知で該受諾側当事者に固有の受諾側固有データを前記共通鍵を用いて暗号化して前記申込み側当事者の端末装置に送信し、その暗号化された前記受諾側固有データを受信した前記申込み側当事者は、該申込み側当事者の端末装置により、前記受諾側当事者の識別子を入力して該受諾側当事者との前記共通鍵を生成した後、その共通鍵を用いて前記暗号化された受諾側固有データを復号化し、さらに、前記受諾側当事者と契約しようとする契約内容を、前記復号化した受諾側固有データを鍵として用いて暗号化した後、その暗号化した契約内容を前記受諾側当事者の端末装置に送信することにより前記受諾側当事者に前記契約を申込み、前記受諾側固有データを鍵として暗号化された前記契約内容を受信した前記受諾側当事者は、該受諾側当事者の端末装置により、前記暗号化された契約内容を該受諾側当事者の前記受諾側固有データを鍵として用いて復号化し、その復号化した前記契約内容に基づき、前記契約を受諾することを特徴とする電子契約方法。
IPC (3件):
G06F 17/60 ,  G09C 1/00 640 ,  H04L 9/08
FI (4件):
G06F 15/21 Z ,  G09C 1/00 640 A ,  G06F 15/21 330 ,  H04L 9/00 601 D

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