特許
J-GLOBAL ID:200903087092097661

木構造用部材の補修方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-212545
公開番号(公開出願番号):特開平10-054149
出願日: 1996年08月12日
公開日(公表日): 1998年02月24日
要約:
【要約】【課題】 腐朽した木構造用部材に十分な構造強度を与え、なおかつ木構造建築物の見え掛かり部分に目立った損傷を与えることなく補修を行うことができる木構造用部材の補修方法を提供すること。【解決手段】 腐朽部3の周縁部4を所定範囲でカッタ等を用いて蓋状に切除して、木構造用部材1に開口部2を形成し、開口部2から木構造用部材1内部の断面中央の健全な芯部5以外の腐朽部3を削り出して除去し、腐朽部3周囲の木材表面6にプライマを塗布する。さらに木材表面6に繊維シート7を貼着して接着材13によって一体化した板状補強材8を貼り着け、残りの細長い隙間に帯状補強材12を配する。さらに、帯状補強材12周囲の空隙に接着剤13を充填硬化し、蓋状に切除した周縁部4を元の位置である開口部2に取り付けて接着する。
請求項(抜粋):
内部が腐朽し、且つ周縁部が健全な木構造用部材を補修する方法であって、前記木構造用部材の健全な周縁部の一部を所定厚さで蓋状に切り取り、そこから前記木構造用部材内部の腐朽部をくり抜き除去して空洞部を形成し、その空洞部周囲の健全な木材表面にプライマを塗布した後に、合板からなる板状補強材を前記空洞部の大きさに合わせて配して前記健全な木材表面と接合し、しかる後に蓋状に切り取った前記周縁部を元の位置に取り付けることを特徴とする木構造用部材の補修方法。

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