特許
J-GLOBAL ID:200903087100700429

回折型光学素子の設計方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-327080
公開番号(公開出願番号):特開2000-347015
出願日: 1999年11月17日
公開日(公表日): 2000年12月15日
要約:
【要約】【課題】光ファイバ分岐結合素子として好適な高回折効率の回折型光学素子を、簡便な手順で設計したい。【解決手段】ステップ101において位相分布I(x、y)を演算し、ステップ102〜115の処理によって、回折型光学素子が置かれる平面上に仮想的に引かれた互いに平行なx軸方向の線に沿って、位相分布I(i、j)の極大値及び極小値を検索する。そして、検索された極大値及び極小値を用い、ステップ116において、位相分布I(i、j)を鋸歯状パターンで近似する。具体的には、前記線に沿って隣り合った二つの前記極大値同士若しくは前記極小値同士の距離を間隔とし、前記線に沿って隣り合った前記極大値及び前記極小値の差を段差とし、しかも、複数の光源間における光波の伝達率が高くなる側に斜面が形成されるように、前記位相分布I(i、j)を鋸歯状パターンで近似する。
請求項(抜粋):
回折型光学素子に複数の光源から光波を入射した場合のその回折型光学素子面上における干渉パターンの位相分布を求め、前記回折型光学素子面上に仮想的に引かれた複数の線に沿う前記位相分布の変化率からその位相分布の極大値及び極小値を検索し、前記仮想的な線に沿って隣り合った二つの前記極大値同士若しくは極小値同士を順次選出し、前記二つの極大値同士を選出した場合には、それら二つの極大値の間に、それら二つの極大値の一方とそれら二つの極大値に挟まれた極小値との差が段差となるように、しかも、前記複数の光源間における光波の伝達率が高くなる側に斜面が形成されるように、前記位相分布を鋸歯状パターンで近似することにより、前記二つの極小値同士を選出した場合には、それら二つの極小値の間に、それら二つの極小値の一方とそれら二つの極小値に挟まれた極大値との差が段差となるように、しかも、前記複数の光源間における光波の伝達率が高くなる側に斜面が形成されるように、前記位相分布を鋸歯状パターンで近似することにより、前記回折型光学素子の表面形状を決定することを特徴とする回折型光学素子の設計方法。
Fターム (5件):
2H049AA04 ,  2H049AA14 ,  2H049AA53 ,  2H049AA59 ,  2H049AA63

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