特許
J-GLOBAL ID:200903087107208414

磁気抵抗効果型複合ヘッドおよびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高橋 勇
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-338578
公開番号(公開出願番号):特開平10-188225
出願日: 1996年12月18日
公開日(公表日): 1998年07月21日
要約:
【要約】【課題】 IDヘッドの磁極の磁気異方性の方向が、記録磁界方向に対して常に垂直となるようにし、高周波での記録特性の高い複合型ヘッドを得ること。【解決手段】 MRヘッドとIDヘッドとを備えた複合ヘッドであって、IDヘッドの他方の磁極膜P2にトラック幅を規定する突出部21を形成すると共に、この突出部21の先端面21Aがスライダ浮上面11Aとほぼ同一面を成す構成とする。そして、この突出部21Aの寸法を、当該他方の磁極膜P2の横幅方向に沿った幅寸法をLX1とし、これに直交する方向で当該他方の磁極膜P2の膜厚でもある寸法をLZ とし、当該突出部21の突出高さ寸法をLY 、突出部21の底面の幅寸法をLX2としたときに、LZ ≧LX1とする。更に、他方の磁極膜P2の突出部21の各寸法を、LX2≧LZ でかつLX1≧LY としたこと。
請求項(抜粋):
スライダ本体上に所定間隔を隔てて積層状態に成膜され端面がスライダ浮上面と同一面を成す上下二枚の一方と他方の磁気シールド膜と、この二枚の各磁気シールド膜の相互間に絶縁体からなる磁気的分離層を介して装備された磁気抵抗効果素子を有し再生機能を備えたMRヘッドと、前記二枚の磁気シールド膜の内の他方の磁気シールド膜を一方の磁極膜として兼用すると共に、この一方の磁極膜の前記磁気抵抗効果素子とは反対側の面に所定の磁気ギャップを介して絶縁体で挟まれたコイルおよび他方の磁極膜を積層し、この一方と他方の磁極膜相互間に設けられた磁気ギャップに発生する磁界により記録を行うIDヘッドとからなる磁気抵抗効果型複合ヘッドにおいて、前記他方の磁極膜に、トラック幅を規定する突出部を形成すると共に、この突出部の先端面がスライダ浮上面とほぼ同一面を成す構成とし、前記スライダ浮上面と同一面に露出する前記他方の磁極膜の突出部の寸法を、当該他方の磁極膜の横幅方向に沿った幅寸法をLX1とし、これに直交する方向で当該他方の磁極膜の膜厚でもある寸法をLZ とし、当該突出部の突出高さ寸法をLY 、突出部の底面の幅寸法をLX2としたときに、LZ ≧LX1とすると共に、前記他方の磁極膜の突出部の前記各寸法を、LX2≧LZ でかつLX1≧LY としたことを特徴とする磁気低抗効果型複合ヘッド。

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