特許
J-GLOBAL ID:200903087119559808

可変容量型圧縮機及びその制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-141648
公開番号(公開出願番号):特開平9-324763
出願日: 1996年06月04日
公開日(公表日): 1997年12月16日
要約:
【要約】【課題】 外部冷媒回路から戻される潤滑油の量が、各摺動部分の潤滑に不具合を生じるほど減少されるような状況を回避することが可能な可変容量型圧縮機を提供すること。【解決手段】 制御コンピュータ81は、各種パラメータに応じて算出された算出値Ix を、入力電流値Iとして容量制御弁49のソレノイド74へ入力し、吸入圧を設定する。同容量制御弁49は、吸入圧が設定吸入圧となるようにクランク室15内の圧力を調整する。従って、斜板23の傾角が変更され、吐出容量が変更される。そして、制御コンピュータ81は、算出値Ix が吸入圧を所定値を越えるように設定する値となった場合(Ix <I1 )、入力電流値Iを算出値Ix から一定値I2 (≧I1 )に変更して設定吸入圧を下げ、吐出容量を増大させる。
請求項(抜粋):
ハウジングの内部にクランク室を形成するとともに駆動軸を回転可能に支持させ、ハウジングの一部を構成するシリンダブロックにシリンダボアを形成し、そのシリンダボア内にはピストンを往復動可能に収容し、前記駆動軸に斜板を一体回転可能かつ揺動可能に装着し、制御圧室の圧力を変更することで前記斜板を収容するクランク室の圧力とシリンダボア内の圧力との前記ピストンを介した差を変更し、その差に応じて斜板の傾角を変更することで、吐出容量を制御する構成の可変容量型圧縮機において、前記制御圧室と吸入圧領域或いは吐出圧領域とを連通する通路上には、同通路の開度を調節することで制御圧室の圧力の変更を行い、吸入圧を設定吸入圧に維持するための容量制御弁が設けられ、同容量制御弁は、前記通路を開閉する弁体と、吸入圧領域に連通された感圧室と、同感圧室に収容され吸入圧の変動を前記弁体に伝達するための感圧機構と、入力電流値に応じて前記弁体への付与荷重を変化させて設定吸入圧を変更するためのソレノイドとを有し、前記設定吸入圧が所定値を越えた場合、同設定吸入圧を下げるべく前記ソレノイドへの入力電流値を変更するようにした可変容量型圧縮機。

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