特許
J-GLOBAL ID:200903087151853084

アクリル酸及び酢酸の回収方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 久保山 隆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-227063
公開番号(公開出願番号):特開平6-072944
出願日: 1992年08月26日
公開日(公表日): 1994年03月15日
要約:
【要約】【目的】 プロピレン及び/又はアクロレインの酸化生成物から効率的に純度良くアクリル酸及び酢酸を回収することを目的とする。【構成】 (1)プロピレン及び/又はアクロレインを分子状酸素で接触酸化して生成するガスを冷却及び/又は水に吸収して得られる粗アクリル水溶液及び酢酸と水のそれぞれと共沸する溶媒を第一蒸留塔に供給し、(2)第一蒸留塔の塔頂より供給液に含まれる実質的に全ての水を同伴する一部の酢酸と共に留去し、酢酸及びアクリル酸を塔底液として抜き出して第二蒸留塔に供給し、(3)第二蒸留塔にて残り全ての酢酸とアクリル酸の一部を塔頂より留出させて第三蒸留塔に供給し、塔底より精製アクリル酸を回収し、(4)第三蒸留塔にて塔頂より実質的にアクリル酸を含まない酢酸を留出させて第四蒸留塔に供給し、塔底より酢酸及びアクリル酸を抜き出して第一蒸留塔又は第二蒸留塔に循環し、(5)第四蒸留塔にて塔頂に水を供給して溶媒を留去し、塔底より精製酢酸を回収することを特徴とする。
請求項(抜粋):
(1)プロピレン及び/又はアクロレインを分子状酸素で接触酸化して生成するガスを冷却及び/又は水に吸収して得られる粗アクリル水溶液又は該水溶液中のアルデヒド類をストリッピングにより除去した水溶液及び酢酸と水のそれぞれと共沸する溶媒を第一蒸留塔に供給し、(2)第一蒸留塔の塔頂より供給液に含まれる実質的に全ての水を同伴する一部の酢酸と共に留去し、酢酸及びアクリル酸を塔底液として抜き出して第二蒸留塔に供給し、(3)第二蒸留塔にて残り全ての酢酸とアクリル酸の一部を塔頂より留出させて第三蒸留塔に供給し、塔底より精製アクリル酸を回収し、(4)第三蒸留塔にて塔頂より実質的にアクリル酸を含まない酢酸を留出させて第四蒸留塔に供給し、塔底より酢酸及びアクリル酸を抜き出して第一蒸留塔又は第二蒸留塔に循環し、(5)第四蒸留塔にて塔頂に水を供給して溶媒を留去し、塔底より精製酢酸を回収することを特徴とするアクリル酸及び酢酸の回収方法。
IPC (3件):
C07C 57/07 ,  C07C 51/46 ,  C07C 53/08

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