特許
J-GLOBAL ID:200903087158848957

内燃機関のバルブタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-319822
公開番号(公開出願番号):特開平10-159514
出願日: 1996年11月29日
公開日(公表日): 1998年06月16日
要約:
【要約】【課題】ロックピンを備えるベーン式のバルブタイミング制御装置にあって、機関始動時等に、油中に混入した空気の作用によりロックピンが誤って解除されることを防止すること。【解決手段】カムシャフト11に固定されたベーン体(羽根車)19をハウジング16の内部に相対回転可能に設ける。羽根車19の羽根24の1つに貫通孔32を形成し、同貫通孔32内にロックピン33を収容する。回転方向における羽根24の両側に第1及び第2の油圧室30,31を形成する。ロックピン33が貫通孔32内において移動することにより、ハウジング16に対する羽根車19の相対回転が規制及び許容される。ロックピン33に油圧を供給するための第1及び第2の油空間43,13並びにそれら油空間への油路を形成する。エンジンの始動時には、第2の油空間13と連通する油路を閉塞し、第2の油圧室31のみに油圧を供給する。
請求項(抜粋):
同一の回転軸心を有して内燃機関の出力軸及び同機関のバルブを開閉駆動するカムシャフトの一方及び他方に連結された第1及び第2の回転体を備えるとともに、前記第1の回転体に形成された凹部を前記第2の回転体に形成されたベーンにて区画することにより同ベーンの両側に第1及び第2の液圧室を形成し、該形成した液圧室に対する液圧制御に基づき前記第1及び第2の回転体を相対回転させて前記機関出力軸と前記カムシャフトとの相対回転位相を変更し、前記バルブの開閉タイミングを可変制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置において、付勢手段による付勢力に基づき前記第1及び第2の回転体を所定の回転位相に係止するロック手段と、前記第1及び第2の液圧室にそれぞれ対応して、前記付勢手段による付勢力に抗して前記ロック手段による係止を解除するための液圧を同ロック手段に付与する第1及び第2の液圧供給通路とを備え、機関始動時には前記第1及び第2の液圧室の何れか一方のみに作動液を供給するとともに、前記第1及び第2の液圧供給通路のうち該作動液が供給される一方の液圧室に対応した液圧供給通路を閉鎖することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。

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