特許
J-GLOBAL ID:200903087203620970

車両移動中央監視制御システムおよび車両移動中央監視制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 真田 修治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-323721
公開番号(公開出願番号):特開平6-149368
出願日: 1992年11月10日
公開日(公表日): 1994年05月27日
要約:
【要約】【目的】 トンネル内での建設材料等の搬送用車両の運行制御や作業状況の監視等を、低い設備コストで実現化する。【構成】 トンネル建設材料運搬用の台車6-3,6-4と作業要員輸送用の台車6-2は、立坑1からシールドマシン3のある切羽部分までの間に敷設された軌道5A,5B上を走行する。内部に電気的な位置情報が格納された複数個のIDタグが軌道5A,5Bに沿って所定間隔を隔てて固定的に配置されている。一方、台車5A,5B側には、各IDタグの位置情報を非接触状態で走行しながら順次に検出するID認識装置が搭載されている。ID認識装置で検出された各台車6の位置情報は、台車6側の移動無線局からトンルネ2側の固定無線局装置に無線伝送される。この情報は、固定無線局から中央制御室87に送られ且つ工事や輸送に必要な情報に処理されて、トンネル2内の各所の電光表示装置41および台車6の電光表示装置に表示される。
請求項(抜粋):
掘進途中にあるトンネル内の少なくとも立坑から切羽部分までの間に台車運行用の走行軌道が敷設され、トンネル建設材料を積載した台車および/または作業要員を乗車させた台車をこの走行軌道に沿って走行させて、トンネル建設材料および/または作業要員を目的とする作業場所に輸送するときの運行監視制御に用いられる車両移動中央監視制御システムにおいて、内部に電気的な位置情報を有する複数個のIDタグを前記走行軌道に沿って所定の間隔を隔てて互いに整列的に配設して成る少なくとも1系統のIDタグ群と、前記個々の台車に搭載され且つ前記台車の走行に伴って前記各々のIDタグに内蔵された電気的な位置情報をそれぞれ非接触の状態で順次に検出し得るように構成された少なくとも1個のID認識装置とをもって、少なくとも1組のマイクロ波式のリモートIDシステムを構成すると共に、前記走行軌道に沿って互いに所定の間隔を隔てて整列的に配設され、且つ、互いに隣り合って配設されたもの同士の間に電波干渉が生じないように交信波長の異なる少なくとも2種類の波長を使用するように構成された複数個の固定無線局装置と、前記個々の台車に搭載され且つ前記個々の固定無線局装置が使用する少なくとも2種類の波長と同じ少なくとも2種類の交信波長を有する少なくとも2個の移動無線局装置とをもって、特定小電力形無線通信システムを構成して、前記個々の台車の走行時に、前記各々のIDタグの位置情報をこのマイクロ波式のリモートIDシステムを利用して順次に検出し、且つ、検出したその時々の前記各々のIDタグの位置情報を、前記特定小電力形無線通信システムを利用して走行中の前記台車から順次に固定無線局装置に無線伝送し、さらに、無線伝送された前記各々のIDタグの位置情報を前記固定無線局装置から有線伝達手段を介して次々に中央制御室の制御用CPUに伝達するようになし、この制御用CPUにおいて、前記それぞれの固定無線局装置から伝達された少なくとも前記各々のIDタグの位置情報に基づいて前記走行中の台車の現在位置を演算し、これにより得られた前記走行中の台車の現在位置情報を基にして前記台車の運行管理を含むトンネル建設工事の進捗に関する必要情報を作成し、作成されたこの必要情報を少なくとも中央制御室に設置された各種の監視モニターおよび/またはトンネル内の必要個所に設置された電光表示装置に有線によりそれぞれ伝達して電気的に表示するように構成したことを特徴とする車両移動中央監視制御システム。
IPC (4件):
G05D 1/02 ,  B65G 1/137 ,  E21F 13/02 ,  E21F 17/18

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