特許
J-GLOBAL ID:200903087205788160

粒子加速器の真空チェンバーおよびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-322139
公開番号(公開出願番号):特開平6-176895
出願日: 1992年12月01日
公開日(公表日): 1994年06月24日
要約:
【要約】【構成】 チェンバー本体2の外側に多数のリブ3を設ける。チェンバー本体の肉厚は周方向で変化させ、磁石Mに近接して渦電流の生じ易い部分は薄肉部2aとし、他の部分は厚肉部2bとする。そのような真空チェンバー1を製造するには、均一な厚みの管体20の外側にリブ体30を装着し、それらをろう付けして一体化する。リブ体には管体が挿通し得る貫通孔31と管体に一体化して厚肉部となる補強部32を形成しておく。リブ体の素材としては母材板30aとろう材30bとを積層したブレージングシートを採用すると良い。【効果】 薄肉部での渦電流の発生が自ずと抑制されるとともに、厚肉部と多数のリブとにより真空に対する強度が確保できる。リブ体に補強部を設けておくことにより、ろう付け強度が高められ、リブ体の位置決めと仮固定が自ずとなされ、作業性に優れる。
請求項(抜粋):
内部に電子ビームの軌道が形成されるとともに、電子ビームに対して急激な磁場変化を与える磁石が外部に近接配置される粒子加速器の真空チェンバーであって、中空管状のチェンバー本体の外側に多数のフランジ状のリブがチェンバー本体の長さ方向に間隔をおいて設けられているとともに、前記チェンバー本体の周方向に沿う肉厚は均一ではなく、前記磁石に対向する部分が薄肉部とされているとともに他の部分はそれより厚い厚肉部とされていることを特徴とする粒子加速器の真空チェンバー。
IPC (2件):
H05H 13/04 ,  H05H 7/14

前のページに戻る