特許
J-GLOBAL ID:200903087283988523
システムリスク改善方法、装置及びプログラム
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
作田 康夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-158791
公開番号(公開出願番号):特開2004-362188
出願日: 2003年06月04日
公開日(公表日): 2004年12月24日
要約:
【課題】情報システムや情報サービスに発生した障害により影響が及ぶビジネスプロセスを特定できるが、障害が生じる原因となった情報システム運用管理業務のやり方の質の悪さや情報サービスの品質の悪さを特定してその悪さに応じた改善策を即座に選定・提示できない。また、選定した改善策を実施することで情報化コストや業務のやり方の質や情報サービス品質にどの程度の影響が及ぶかを分析して複数の改善策の中からどの改善策を選ぶべきかを選定する判断材料を総合的に提示できない。【解決手段】情報サービスの提供を開始した後、該情報サービスを構成する情報システムに関する障害イベントだけでなく、その障害の原因となるITプロセスの質の悪さを改善し、該サービスを利用して実施しているビジネスプロセスに対する情報化コスト面の影響を分析・提示し、対策実施に関する意思決定を支援する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
情報システムならびに情報システムを活用している情報サービスを利用してビジネスを展開している環境において、該情報システムや該情報サービスに関するイベントデータから該情報システムや該情報サービスに障害が発生したことによりビジネス上に生じる可能性のあるシステムリスクの根源とみなせるイベントを特定し、該イベントデータから影響が及ぶ情報サービスやビジネスプロセスを特定すると共に、情報システムに関する業務のやり方の一連のまとまりであるITプロセスの質に応じて該障害の改善ポイントを提示し、さらに該改善策ごとの情報化コストに対する影響範囲とその度合を分析、提示することでリスク軽減の対策に関する意思決定を支援する方法であり、
情報サービスを提供する手段、情報サービス提供時に稼動している情報システムを監視する手段、情報システムや情報サービスを活用して展開するビジネスプロセスをモデル化する手段、監視した結果としてサービス提供に伴い稼動した情報システムの稼動状況に関するデータを記録する手段、及び、ITプロセスの質を判定した結果を記録する手段を備えるシステムが、
(a)ビジネス上のリスクの根源となった障害をあらわすデータから該障害が発生した情報サービスと障害イベント出現パターンを特定するステップと、
(b)(a)で特定した情報サービスから、さらに該障害の影響が及ぶビジネスプロセスを特定するステップと、
(c)(a)で特定した障害イベント出現パターンから改善を要するITプロセスを特定するステップと、
(d)(c)で特定したITプロセスから、該ITプロセスにおける業務の質の成熟度を取得するステップと、
(e)(d)で特定したITプロセスの成熟度から、リスク軽減につながる改善策を特定するステップと、
(f)(e)で特定した改善策を実施することで情報化コスト面でどれぐらいの効果が出るかを分析するステップを有する事を特徴とするシステムリスク改善方法。
IPC (1件):
FI (2件):
G06F17/60 174
, G06F17/60 132
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