特許
J-GLOBAL ID:200903087342997124

トリガー式液体射出器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 角南 孝一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-004448
公開番号(公開出願番号):特開平10-192748
出願日: 1997年01月14日
公開日(公表日): 1998年07月28日
要約:
【要約】【課題】 トリガータイプの液体射出器において、射出の最終段階において射出筒内の圧力をゼロとし、射出ノズルにおいてもシールする構造によりノズルからの液漏れを防止する。【解決手段】 トリガーに係合し可動するピストンのヘッドを、その最先端と最後端においてのみ液密とし、中間に空隙を設け、シリンダスリーブの最奥端内周面に陥没部を形成してそこに前記ヘッド先端が達したとき液密が破れ、射出筒と液体用ボトルとが連通し、該筒内の液体がボトルに逆流する構成とし、また、射出筒先端に嵌合形成したノズルは射出筒内の圧力上昇によってニードル弁が開いて液体を吐出し、圧力が減少すると弁を閉じる構成としたもので、前記のピストンヘッドが最先端に達したときには弁が閉じられ、液体の流失を防止した。
請求項(抜粋):
射出筒とポンプ用シリンダを上下平行に形成すると共に、そのシリンダの背後に該シリンダと小孔で連通し、かつ、上端に射出筒に通じる吐出弁を形成した吸液筒を立設し、その吸液筒にボトルへの装着部材および吸液パイプを嵌合し、射出筒の上部所要箇所に上端を軸支し下方を前方にバネにより付勢したトリガーレバーのほぼ中間にスリーブ内挿のシリンダに摺動自在に挿通するピストンを係合し、前記の射出筒の開放端部に噴霧ノズル部材を装着したボトル口部取付け用液体射出器において、そのシリンダに内挿する円筒状スリーブはそのピストンの入口側近傍および奥端の内周面所定位置にそれぞれ陥没部を形成すると共に、その入口側陥没部よりやや奥側所定位置に軸芯を挟んで上下方向に2個の透孔を開設し、その上方の透孔からスリーブの外周面を軸方向に、スリーブ奥端近傍外周に周設した周溝に至る溝を刻設し、その周溝および下端側の透孔はそれぞれシリンダおよび前記装着部材に設けた通孔を介してボトル内に連通せしめ、そのスリーブ内に挿通するピストンはそのヘッドが前後両端の外周面および該ヘッドの中心を挟んで水平方向に突設した二条の凸状リブのみでスリーブと水密に嵌合し、その中間は小径でスリーブ内径との間に間隙を有することに特徴を有するトリガー式液体射出器。

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