特許
J-GLOBAL ID:200903087362749968

浸炭焼入方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 穂上 照忠 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-133174
公開番号(公開出願番号):特開平8-003629
出願日: 1994年06月15日
公開日(公表日): 1996年01月09日
要約:
【要約】【目的】鋼の浸炭処理方法を提供する。【構成】C:0.05〜1.2 %、Si:0.05〜2%、Mn: 0.3〜3%、Cr: 0.1〜5%、Ni:0〜3%、Mo:0〜2%を含む鋼を、1000°C以上共晶点未満の温度域で、浸炭層表面部の炭素濃度分布の最大値の下限を0.8 %以上、かつ母材の炭素量を超える量、同じく上限をセメンタイトが析出する炭素量(Acm線)未満に増大させ、次いで10°C/sec以上の冷却速度で少なくとも浸炭層を500 °C以下まで冷却後Ac1点以上に再加熱して焼入し、表面部に直径1μm 以下のセメンタイト粒を体積比で10%以上析出させる鋼の浸炭処理方法。【効果】短時間の処理で表面に粒径が1μm 以下の微細セメンタイトを均一分散して析出させることができる。浸炭後の表面硬化層は靱性も良好である。
請求項(抜粋):
重量%で、C:0.05〜1.2 %、Si:0.05〜2%、Mn: 0.3〜3%、Cr: 0.1〜5%、Ni:0〜3%およびMo:0〜2%を含む鋼を、1000°C以上、共晶点未満の温度域で、浸炭層表面部の炭素濃度分布の最大値の下限を0.8 %以上、かつ母材の炭素量を超える量、同じく上限をセメンタイトが析出する炭素量(Acm線)未満に増大させ、次いで10°C/sec以上の冷却速度で少なくとも浸炭層を500 °C以下まで冷却した後、Ac1点以上に再加熱して焼入することにより、表面部に直径1μm 以下のセメンタイト粒を体積比で10%以上析出させることを特徴とする鋼の浸炭処理方法。
IPC (4件):
C21D 1/06 ,  C23C 8/22 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/44
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (1件)

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