特許
J-GLOBAL ID:200903087369652323

同時に錠部材を操作するための押圧ハンドルとして使われる閉鎖シリンダを有する鎖錠装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中平 治
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-523101
公開番号(公開出願番号):特表平9-509991
出願日: 1995年03月07日
公開日(公表日): 1997年10月07日
要約:
【要約】同時に錠部材を操作するための押圧ハンドルとして使われる閉鎖シリンダを有する鎖錠装置において、この閉鎖シリンダは、周側のシリンダガイド及び軸中央のシリンダ心に、半径方向に2分割されている。シリンダ心は、かぎによって、鎖錠された及び鎖錠解除された回転位置の間において切換え制御可能であるが、かぎを抜取ったときにタンブラを介して軸線方向に固定的だけでなく回らないようにシリンダガイドに結合されている。押圧ハンドルとしてのその操作のため、シリンダハウジング内に軸線方向に可動に案内されたシリンダガイドに、軸線方向ばね力が作用している。暴力的なこじ開けの試みを阻止する信頼度の高い装置を開発するために、次のことが提案される。すなわち押圧ハンドルを2つの軸線方向部分に構成し、これらの部分のうち外側部分だけが、閉鎖シリンダによって形成されており、かつこの外側部分の周側シリンダガイドが、シリンダハウジング内に回転可能に収容されている。内側部分は、他方において半径方向に2分割されており、かつ一方において軸線中央の制御ピン及び他方において周側の押圧ブシュからなる。制御ピンは、連行体に回らないようにかつ軸線方向に固定的に結合されており、かつ押圧ブシュ内に回転可能であるが軸線方向に固定的に支持されている。押圧ブシュは、その他にシリンダハウジング内に軸線方向に可動であるが回転できないように案内されている。制御ピンとシリンダ心との間に、軸線方向連結部があり、かつばね負荷をかけられた押圧ブシュは、軸線方向持ち上げプロファイルを介してシリンダガイドに向かって押されている。回転ハンドルの外側部分を暴力的に回転した際に、持ち上げプロファイルは、押圧ハンドルの内側部分を過負荷自由回転させ、この過負荷自由回転は、閉鎖シリンダの無効な自由回転を可能にする。
請求項(抜粋):
1 閉鎖シリンダ(30)が、周側のシリンダガイド(31)及び軸中央のシリンダ心(32)に、半径方向に2分割されており、 このシリンダ心が、シリンダガイド(31)に軸線方向に固定されているがシリンダガイド(31)内において回転可能に支持されており、かつかぎ(17)によって、シリンダガイド(31)内の鎖錠された及び鎖錠解除された回転位置の間において切換え制御可能であるが、かぎ(17)を抜取った際にタンブラ(38)を介してシリンダガイド(31)によってロックされており、 シリンダ心(31)が、その制御運動を連行体(50)に伝達し、この連行体が、鎖錠解除された回転位置(51’)において錠部材(53)と共同動作するが、鎖錠された回転位置(51)においてはせず、 閉鎖シリンダ(30)が、シリンダハウジング(10)内において軸線方向に可動であり、かつ内側ストッパ(19)に向かって軸線方向ばね力(15)によってシリンダハウジング(10)から外へ押されており、 しかしながらその突出した端部が、錠部材(53)を操作するために、ばね力に抗して手動でシリンダハウジング(10)内に軸線方向に押込む(23)ことができる、 とくに自動車の後部において行なうことができる閉鎖機能のために同時に錠部材(53)を操作するための押圧ハンドル(20)として使われる閉鎖シリンダ(30)を有する鎖錠装置において、 閉鎖シリンダ(30)が、押圧ハンドル(20)の軸線方向外側部分(21)だけを形成しており、この外側部分の周側シリンダガイド(31)が、シリンダハウジング(10)内に回転可能に収容されており、 かつ外側部分(21)が、内側部分(22)内に軸線方向に続いており、この内側部分が、他方において半径方向に2分割されており、 すなわち一方において連行体(50)に回らないようにかつ軸線方向に固定された軸線中央の制御ピン(42)、 及び他方において制御ピン(42)を回転可能であるが軸線方向に固定的に支持し(43、46)かつ軸線方向ばね力(15)によって負荷をかけられておりかつシリンダハウジング(31)内に軸線方向に可動であるが回転できないように案内された(47、48)周側の押圧ブシュ(41)に分割されており、 その際、制御ピン(42)が、輔線方向連結部(40)を介してシリンダ心(32)に結合されており、 ばね負荷をかけられた押圧ブシュ(41)が、軸線方向持ち上げプロファイル(60)を介してシリンダガイド(31)に押付けられており、 かつ持ち上げプロファイル(60)が、回転ハンドル(20)の外側部分(21)を暴力的に回転(28)した際、押圧ハンドル(20)の内側部分(22)を過負荷自由回転させ、 この持ち上げプロファイルの外し力が、持ち上げプロファイル(60)の形(63、64)と軸線方向ばね力(15)によって決められている ことを特徴とする、同時に錠部材(53)を操作するための押圧ハンドル(20)として使われる閉鎖シリンダ(30)を有する鎖錠装置。2 制御ピン(42)に固定的に結合された連行体(50)が、制御ピン(42)に軸線方向に固定的に結合された押圧ブシュ(41)を介して間接的にだけでなく、直接的にも(68、69)シリンダハウジング(10)において案内されていることを特徴とする、請求項1記載の装置。3 連行体(50)が、迷路ガイド(70)を介してシリンダハウジング(10)に結合されており、この迷路ガイドが、押圧ハンドル(20)の操作されない押出し位置においてだけ、鎖錠された及び鎖錠解除された回転位置の間の連行体(50)のかぎによって引起こされる回転切換え制御を可能にするが、押圧ハンドル(20)の軸線方向操作(23)の間には阻止することを特徴とする、請求項2記載の装置。4 迷路ガイド(70)が、連行体(50)又はシリンダハウジングにおける摺動ブロック(57)、及びシリンダハウジング(10)又は連行体における摺動ブロック(57、57’)を選択的に収容する2つの平行な軸線方向溝(71、72)からなり、かつ両方の軸線方向溝(71、72)が、連行体(50)の切換え制御(67)に対応する角度間隔を置いて互いに離れており、かつそれらの外側溝端部において自身の間に通路(74)を有し、この通路が、摺動ブロック(57、57’)の回転切換え制御(67)を可能にすることを特徴とする、請求項3記載の装置。
IPC (3件):
E05B 17/20 ,  E05B 15/00 ,  E05B 65/19
FI (3件):
E05B 17/20 C ,  E05B 15/00 B ,  E05B 65/19 N

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