特許
J-GLOBAL ID:200903087386927662

複合型磁気ヘッドの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高宗 寛暁
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-030864
公開番号(公開出願番号):特開平7-220232
出願日: 1994年02月03日
公開日(公表日): 1995年08月18日
要約:
【要約】【目的】 トラック溝加工を高速且つ精密に行う。【構成】 フェライトコア構造体56のトラック幅規正用溝60の溝入れ加工で、前記溝形成部に加工せんとする溝の深さを出来るだけ浅くできるように、フェライトコア構造体をプリフォームしておいて、予めトラック幅規正用溝形状の孔61にほぼ等しい形状でパターニングしたフォーミングマスク62を密着、固定し、パウダービームの噴射装置63から、アルミナと炭化ケイ素等又はそれらの混合した微粒子64を加圧した気体と共に噴射し、前記フォーミングマスク62の露出するトラック幅規正用溝形状の孔61の領域を加工除去する。その結果、能率良く又精度良く加工できる。【効果】 複合型磁気ヘッドの製造コストの低減と性能向上を図る。
請求項(抜粋):
一方の面に開口部を有する第1のフェライト部材と、ほぼI字形状をした第2のフェライト部材とを、前記第1のフェライト部材の開口部を前記第2のフェライト部材にて閉じて前記第1のフェライト部材のポールハイト側の側面と第2のフェライト部材の一方の面を揃え、接合してフェライトコア構造体を形成する第1のボンディング工程と、前記フェライトコア構造体のポールハイト側の側面に対して、該磁気ギャップを挟み第2のフェライト部材と第1のフェライト部材に跨がるトラック幅を規定するトラック幅規正用溝を、噴射加工手段により、前記ポールハイト側の側面から前記第1のフェライト部材の開口部に達する深さの溝を加工するトラック幅規正用溝加工工程と、該トラック幅規正用溝加工工程が施されたフェライトコア構造体の少なくとも一つを用いて、二つのフェライトコア構造体の第2のフェライト部材が背中合わせに所定の間隔をもって位置するように、且つそれらのフェライトコア構造体に設けられた溝が所定の位置関係をもって対向する組み合わせ工程と、該組み合わされた二つのフェライトコア構造体の前記溝形成部分の上にガラスを載置せしめ、該ガラスを加熱、溶融することによって、前記フェライトコア構造体に設けられたトラック幅規正用溝内に充填せしめ、それら二つのフェライトコア構造体を一体的に接着し、複合型コアを形成する第2のボンディング工程と、前記複合型コアを必要に応じてその長手方向に所定の長さで切断するコア切断工程と、該切断されたコアの切断面の少なくとも一方の面をラップしてコアチップを形成するラップ加工工程とを含むことを特徴とする複合型磁気ヘッドの製造方法。

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