特許
J-GLOBAL ID:200903087485941081

マスタシリンダ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 奥山 尚男 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-187081
公開番号(公開出願番号):特開平10-029527
出願日: 1996年07月17日
公開日(公表日): 1998年02月03日
要約:
【要約】【課題】 ブレーキ作動中、前記スリーブの変形を防ぎ、ガイド溝の溝加工が容易で、プライマリピストンとセカンダリピストンの後退限を規制しない。【解決手段】 ボディ本体2とキャップ3とによってシリンダハウジング1を構成し、シリンダハウジング1内に嵌装されたスリーブにより、案内される第1、第2のピストン4,5を摺動可能に設けるとともに、第1、第2の圧力室9,10を画成して、そこにばね機構11,12を配設して、第1、第2のピストン4,5を後退方向へ付勢するマスタシリンダであり、第1のピストン4を付勢するばね機構11のばねリテーナ17に、半径方向外方に突出する突端部17cを形成し、スリーブ8には、突端部17cが挿通して係合する軸方向に、その内外周面に貫通し、かつスリーブ端における溝幅が広い台形状のガイド溝と、その後退限を若干超える位置に、突端部17cを当接させる係止部20aとを形成する。
請求項(抜粋):
一端に開口部を有するボディ本体と、該ボディ本体の開口部に結合させるキャップとによってシリンダハウジングを構成し、前記キャップ内に嵌挿されるとともに、該シリンダハウジング内に嵌装されたスリーブによって案内される第1、第2のピストンを摺動可能に設け、該第1、第2のピストンと前記キャップとによって第1の圧力室を、前記第2のピストンと前記ボディ本体とによって第2の圧力室をそれぞれ画成し、該第1、第2の圧力室内にそれぞればね機構を配設して、前記第1、第2のピストンを後退方向へ付勢するマスタシリンダにおいて、前記第1の圧力室内に配設される前記ばね機構は、前記第2のピストンの後端面に当接するほぼ円筒状のばねリテーナと、該リテーナ内に挿通されその頭部が該リテーナに係止されるガイドピンと、前記第1のピストン先端側に形成された凹部底面に当接するとともに該ガイドピンの端部に係着されるガイドピン係着部材と、前記ばねリテーナとガイドピン係着部材との間に縮設される戻しばねとからなり、前記ばねリテーナに、半径方向外方に突出する突端部を形成し、前記スリーブには、前記突端部が挿通して係合する軸方向に、その内、外周面に貫通するガイド溝と、その後退限を若干超える位置に、前記突端部を当接させる係止部とを形成することを特徴とするマスタシリンダ。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特公平4-027060
  • 特公平4-027060

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