特許

J-GLOBAL ID：200903087502204673

ディスク記憶装置及び同装置に適用する波形等化回路

発明者： 岡本 豊
出願人/特許権者： 株式会社東芝
代理人 (1件)： 鈴江 武彦 (外6名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平8-259866
公開番号（公開出願番号）：特開平10-106158
出願日： 1996年09月30日
公開日（公表日）： 1998年04月24日
要約：

【要約】【課題】ディスクからデータを再生する再生処理系において、線形に等化されるべき成分と非線形歪みとが混在する再生信号波形に対して、結果的に線形的等化処理を確実に実現できると共に、非線形歪み成分の影響を除去してデータ検出誤り率を許容範囲内にすることにある。【解決手段】データの高記録密度化に伴ってデータの再生動作時に、線形に等化されるべき成分と非線形歪みとが混在する再生信号波形に対して、データ検出処理に最適な等化処理を行なう手段を備えたディスク記憶装置である。本発明の等化手段は、再生信号波形に対して線形的波形等化処理を行なうための線形等化回路8と、再生信号波形の非線形歪み成分を除去するための非線形等化処理を実行するニューラルネットワーク型の非線形等化回路9とを有するいわば複合型等化手段である。

請求項（抜粋）：

ディスクから読出した再生信号からデータを検出して復号化するディスク記憶装置であって、前記再生信号波形を所定のクロック周期でサンプリングしてディジタル信号に変換するA/D変換手段と、前記A/D変換手段により変換されたディジタル信号を入力して、等化目標波形の振幅値との2乗平均誤差が最小となるような線形的波形等化処理を実行する線形等化手段と、前記線形等化手段により線形等化されたディジタル信号波形のサンプル値を入力し、ニューラルネットワーク型の非線形等化処理を実行する非線形等化手段とを具備したことを特徴とするディスク記憶装置。