特許
J-GLOBAL ID:200903087511100570

車両のブレーキ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長門 侃二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-066382
公開番号(公開出願番号):特開平6-278586
出願日: 1993年03月25日
公開日(公表日): 1994年10月04日
要約:
【要約】【目的】 この発明は、自動ブレーキ制御により、左右輪に差を付けてブレーキ力を配分することができ、しかも、左右輪に均等なブレーキ力を発生および増圧を可能としたり、均等なブレーキ力の低減を可能とする車両のブレーキ装置を提供することを目的とする。【構成】 この発明のブレーキ装置1は、各マスタシリンダ12とブレーキ力配分制御装置5等より構成されている。ブレーキ力配分制御回路5は、電磁切換弁80と連通切換弁40等と備え、連通切換弁40は、各マスタシリンダ12へ作動力を伝える各制御用シリンダ14,15において、第1制御圧力室24と第4制御圧力室27とを連通し、第2制御圧力室25と第3制御圧力室26とを連通する第1切換位置41と、第1制御圧力室24と第3制御圧力室26とを連通し、第2制御圧力室25と第4制御圧力室27とを連通する第2切換位置42とを有している。
請求項(抜粋):
左側輪用および右側輪用ブレーキ圧をそれぞれ発生させる各マスタシリンダと、ブレーキペダル側に接続された操作ロッドと各マスタシリンダとの間に設けられ、圧力源から圧液の供給を受けて、各マスタシリンダへの作動力に差を付けてこれらマスタシリンダに作動力を配分して与えるようにしたブレーキ力配分制御手段とを備え、ブレーキ力配分制御手段は、ハウジングに設けられた一対のシリンダ孔と、これらシリンダ孔にそれぞれ嵌合され、各マスタシリンダへ作動力を伝達する制御用ピストンと、各シリンダ孔内において、制御用ピストンの一端面により区画され、圧力源からの圧液が供給されたとき、加圧されて制御用ピストンを往動させマスタシリンダの作動力を増加させる往動圧力室と、各シリンダ孔内において、制御用ピストンの他端面により区画され、圧力源からの圧液が供給されたとき、加圧されて制御用ピストンを復動させマスタシリンダへの作動力を減少させる復動圧力室と、一方の制御用ピストン側の往動圧力室と他方の制御用ピストン側の復動圧力室とを連通し、一方の制御用ピストン側の復動圧力室と他方の制御用ピストン側の往動圧力室とを連通する一対の第1連通管路と、一方の制御用ピストン側において、圧力源からの圧液を往動圧力室および復動圧力室に切換えて供給する切換制御弁とを有した車両のブレーキ装置において、一方および他方の制御用ピストン側の往動圧力室同士を連通し、一方および他方の制御用ピストン側の復動圧力室同士を連通する一対の第2連通管路と、前記第1連通管路と第2連通管路とを切換える連通切換手段とを備えたことを特徴とする車両のブレーキ装置。

前のページに戻る