特許
J-GLOBAL ID:200903087579268496
耐食性セラミック被覆物
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
井上 雅生
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-146856
公開番号(公開出願番号):特開平5-311398
出願日: 1992年05月13日
公開日(公表日): 1993年11月22日
要約:
【要約】【目的】 この発明は、酸、アルカリ溶液や低融点溶融金属に接して使用される耐磨耗性と耐食性に優れたセラミック被覆物を提供するものである。【構成】 IVa,Va,VIa族遷移金属の炭窒化物にボロンを加え、非晶質相を得ることで、耐磨耗性を著しく損なわずに耐食性が向上することを見いだした。モル%でIVa,Va,VIa族遷移金属を70%以下含み、かつボロンを70%以下含み、残部が炭素または窒素よりなる非晶質相を主構成相とする皮膜を基材の表面に形成する。ボロンの添加は、非晶質相を得やすくし耐食性を向上させ、皮膜表面の摩擦係数を低下させ耐磨耗性の低下を抑えることに効果がある。非晶質皮膜の生成にはプラズマによる活性化イオンプレーティング法やボロン原子のイオン注入等が効果的である。
請求項(抜粋):
IVa,Va,VIa族遷移金属を70%以下含み、かつボロンを70%以下含み、残部が窒素又は窒素と炭素よりなり、X線回折法による皮膜ピーク強度が得られないか、または皮膜ピーク強度が基材の最高ピーク強度の1/20以下である、非晶質相を主構成相とする、膜厚1μm以上10μm以下の皮膜を基材の表面に成膜してなることを特徴とするセラミック被覆物(ただし、%はアトム%を表わす。)。
IPC (3件):
C23C 14/06
, C04B 41/88
, C23C 14/48
前のページに戻る