特許
J-GLOBAL ID:200903087611113254

細径トンネルプレートヒートパイプ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-404352
公開番号(公開出願番号):特開2001-227885
出願日: 1995年07月14日
公開日(公表日): 2001年08月24日
要約:
【要約】【目的】 軽金属の押出成型の一工程で得られる極めて安価な、多孔扁平管を有効利用して、蛇行細管ヒートパイプ技術応用の各種ヒートパイプの製造コストを大幅に低減せしめる。【構成】 多孔扁平管の外表面から細孔を穿孔して隔壁を部分切除し、これにより貫通細孔群の両端にて所定の相互間を流通自在に連通せしめ、所定の本数の並列細孔が多孔扁平管内にて受熱部と放熱部の間で往復蛇行するよう構成し、然る後に各穿孔の口元及び扁平管の両端を溶接封止して、貫通細孔群を密閉コンテナとし、所定の量の作動液を真空封入する製造方法を採用した。[効果] この簡易な製造方法は蛇行細管ヒートパイプ技術応用の各種ヒートパイプの材料費を従来比で十分の一に、組立て加工費を十分の一に低減せしめるだけでなく、その信頼性を大幅に向上せしめた。更にその応用機器の重量を三分の二以下に軽量化せしめた。
請求項(抜粋):
軽金属を素材とし、長さ方向に平行並列に整列配置された多数の貫通細孔を有する扁平管に依り形成されてあり、貫通細孔はヒートパイプの受熱部と放熱部の間を多数回往復蛇行して蛇行細径トンネルとして形成される、細径トンネルプレートヒートパイプの製造方法であって、多孔扁平管の両端末を所定の形状に切削成形する第一の工程、この両端末から所定の距離を設けて且つ両端末に近接した位置において、多孔扁平管の貫通細孔群に平行な外表面から貫通細孔径の二倍より細い内径の細孔を、放電加工、超音波研削加工、研磨加工等の軟質軽金属に施しても「バリ」を発生せしめない加工方法により穿孔し、この穿孔細孔の位置、深さ、方向等に依り扁平管内の貫通細孔間の隔壁を部分的に切除し、この貫通細孔群の両端末を所定の連結状態に連結連通せしめて細径トンネル群形成の為の準備構造とする第二の工程、端末切削と穿孔に依る管内の汚染及び切粉を洗浄除去する第三の工程、穿孔細孔の開口部の口元に、表皮面のみの加圧圧縮による口径縮小手段を施すか、または所定の材料による充填手段を施すかして、然る後に開口部の口元を軽金属薄肉材料の溶接またはろう接により閉鎖密閉する第四の工程、多孔扁平管の両端末を所定の構造に溶接または圧接して封止し管内を密閉コンテナとして形成する第五の工程、の五工程を含む工程により軽金属扁平管からなる密閉コンテナを構成し、然る後に密閉コンテナの内容積の所定の割合の二相凝縮性作動液を真空封入して構成することを特徴とする細径トンネルプレートヒートパイプの製造方法。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平2-110296
  • 特開平2-110296

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