特許
J-GLOBAL ID:200903087623627342

燃料電池発電システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 則近 憲佑
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-188049
公開番号(公開出願番号):特開平8-050908
出願日: 1994年08月10日
公開日(公表日): 1996年02月20日
要約:
【要約】【目的】 システムの運転開始時間を極力早くするとともに、燃料供給系統で余剰となる熱エネルギーを有効に活用する。【構成】 燃料改質装置1、高温一酸化炭素変成器2、ガス温度調節用熱交換器3、低温一酸化炭素変成器4、蒸気加熱用熱交換器5、燃料ガスコンタクトクーラ6、および燃料電池本体7がこの順序で接続されて、燃料供給系統10が構成される。低温一酸化炭素変成器4と蒸気加熱用熱交換器5の間にガス加熱用熱交換器22が配置される。熱交換器用バイパス配管21は、高温一酸化炭素変成器2からの燃料ガスの一部を分岐し、この燃料ガスを、ガス温度調節用熱交換器3をバイパスしてガス加熱用熱交換器3に供給する。ガス加熱用熱交換器22は、熱交換器用バイパス配管21からの燃料ガスの熱を回収し、この熱を利用して低温一酸化炭素変成器4の出口から流出した燃料ガスを加熱する。
請求項(抜粋):
改質触媒が充填された改質管とこの改質管の外部に設けられた改質器バーナを備え、改質管に外部から供給された原料ガスがこの改質管内を流れる間に、改質器バーナの燃焼によって改質管を加熱して原料ガスを水素リッチな改質ガスに変換する燃料改質装置と、この燃料改質装置によって改質ガスに変換された燃料ガスを使用して発電を行う燃料電池本体とを有する燃料電池発電システムにおいて、前記燃料改質装置の下流側に配置され、燃料改質装置によって改質ガスに変換された燃料ガスをその入口から流入し、第1の耐温度を有する触媒によって燃料ガス中に含まれる一酸化炭素分を水素に転換し、この燃料ガスをその出口から流出する高温一酸化炭素変成器と、前記高温一酸化炭素変成器の下流側に配置され、前記高温一酸化炭素変成器の出口から流出した燃料ガスをその入口から流入し、前記第1の耐温度よりも低い耐温度を有する触媒によって燃料ガス中に含まれる一酸化炭素分を水素に転換し、この燃料ガスをその出口から流出して前記燃料電池本体に供給する低温一酸化炭素変成器と、前記低温一酸化炭素変成器の上流側に配置され、前記高温一酸化炭素変成器の出口から流出した燃料ガスの熱を除去し、前記低温一酸化炭素変成器の入口に流入する燃料ガスの温度を調節するガス温度調節用熱交換器と、前記低温一酸化炭素変成器の下流側に配置され、前記低温一酸化炭素変成器の出口から流出した燃料ガスの熱を利用して、前記燃料改質装置の改質反応に使用する蒸気を加熱する蒸気加熱用熱交換器と、前記燃料電池本体で使用された後に排出される燃料ガスを前記燃料改質装置の改質器バーナに供給する改質器バーナ用配管と、前記高温一酸化炭素変成器の出口から流出した燃料ガスの一部を分岐し、この燃料ガスを前記ガス温度調節用熱交換器をバイパスして前記低温一酸化炭素変成器と前記蒸気加熱用熱交換器との間に供給する熱交換器用バイパス配管と、前記低温一酸化炭素変成器と前記蒸気加熱用熱交換器との間に配置され、前記熱交換器用バイパス配管の出口から流出した燃料ガスをその入口から流入してその熱を回収し、この回収した熱を利用して前記低温一酸化炭素変成器の出口から流出した燃料ガスを加熱するガス加熱用熱交換器とを有することを特徴とする燃料電池発電システム。
IPC (2件):
H01M 8/04 ,  H01M 8/06

前のページに戻る