特許
J-GLOBAL ID:200903087662112244

環状オレフィン系重合体組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 俊一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-014292
公開番号(公開出願番号):特開平6-228380
出願日: 1993年01月29日
公開日(公表日): 1994年08月16日
要約:
【要約】【構成】極限粘度[η]が0.5〜5.0dl/gであり、ガラス転移温度(Tg)が15°C未満であり、屈折率nD(A)が1.500〜1.650である環状オレフィン系重合体[A]と、極限粘度[η]が0.1〜5.0dl/gであり、ガラス転移温度(Tg)が70°C以上であり、屈折率nD(B)が1.500〜1.650である環状オレフィン系重合体[B]とからなり、重合体[A]の屈折率nD(A)と、重合体[B]の屈折率nD(B)との差△nD=|nD(A)-nD(B)|が0.015以下であり、[A]/[B](重量比)が8/92〜40/60である環状オレフィン系重合体組成物。【効果】 耐衝撃性、透明性、耐熱性に優れ、しかもこれらのバラスに優れている。
請求項(抜粋):
[A-1](i) 炭素数2以上のα-オレフィンと、(ii)下記式[I]または[II]で表される、少なくとも1種の環状オレフィンと、必要に応じて(iii)ジエンとを共重合して得られる環状オレフィン系ランダム共重合体[A-2]下記式[I]または[II]で表される、少なくとも1種の環状オレフィンの開環重合体[A-3]下記式[I]または[II]で表される、少なくとも1種の環状オレフィンの開環重合体の水添物からなる群から選ばれる環状オレフィン系重合体であって、135°Cのデカリン中での極限粘度[η]が0.5〜5.0dl/gであり、DSCにより測定したガラス転移温度(Tg)が15°C未満であり、環状オレフィンから誘導される構成単位の含量が3モル%以上であり、25°Cで測定した屈折率nD(A)が1.500〜1.650である環状オレフィン系重合体[A]と、[B-1](i) 炭素数2以上のα-オレフィンと、(ii)下記式[I]または[II]で表される、少なくとも1種の環状オレフィンと、必要に応じて(iii)ジエンとを共重合して得られる環状オレフィン系ランダム共重合体[B-2]下記式[I]または[II]で表される、少なくとも1種の環状オレフィンの開環重合体[B-3]下記式[I]または[II]で表される、少なくとも1種の環状オレフィンの開環重合体の水添物からなる群から選ばれる環状オレフィン系重合体であって、135°Cのデカリン中での極限粘度[η]が0.1〜5.0dl/gであり、DSCにより測定したガラス転移温度(Tg)が70°C以上であり、25°Cで測定した屈折率nD(B)が1.500〜1.650である環状オレフィン系重合体[B]とからなり、環状オレフィン系重合体[A]の屈折率nD(A)と、環状オレフィン系重合体[B]の屈折率nD(B)との差△nD=|nD(A)-nD(B)|が0.015以下であり、[A]/[B](重量比)が8/92〜40/60であることを特徴とする環状オレフィン系重合体組成物:【化1】(式[I]中、nは0または1であり、mは0または正の整数であり、qは0または1であり、R1 〜R18ならびにRa およびRb は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子または炭化水素基であり、R15〜R18は、互いに結合して単環または多環を形成していてもよく、かつ該単環または多環が二重結合を有していてもよく、またR15とR16とで、またはR17とR18とでアルキリデン基を形成していてもよい)、【化2】(式[II]中、pおよびqは0または1以上の整数であり、mおよびnは0、1または2であり、R1 〜R19はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、脂肪族炭化水素基、脂環族炭化水素基、芳香族炭化水素基またはアルコキシ基であり、R9 またはR10が結合している炭素原子と、R13が結合している炭素原子またはR11が結合している炭素原子とは、直接あるいは炭素原子数1〜3のアルキレン基を介して結合していてもよく、またn=m=0のとき、R15とR12またはR15とR19とは互いに結合して単環または多環の芳香族環を形成していてもよい)。
IPC (3件):
C08L 23/08 LCD ,  C08L 45/00 LKB ,  C08L 65/00 LNY
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平2-289637
  • 特開平3-072558

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