特許
J-GLOBAL ID:200903087665147383

原子炉格納構造体の内部からの熱を受動的に消散させるための系

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 加藤 恒久
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-520959
公開番号(公開出願番号):特表平9-508700
出願日: 1995年02月08日
公開日(公表日): 1997年09月02日
要約:
【要約】原子炉(2)のための格納構造体(3、6)の内部空間(59)から熱を無限の時間にわたり消散させるための系(10)において、格納構造体(3、6)の外側に配置された、この構造体 (3、6)の頂部壁(4、7)の外部と組み合わされたプール(11)の中に垂直に水没されている第1熱交換器(15、15')及び上記原子炉格納構造体(3、6)の内側空間(50)に配置された第2熱交換器(25)を含み、その際上記第1及び第2熱交換器(15、25)は熱担体流体の含まれている管(23、24)により互いに閉鎖ループ回路(28)の中で流体連結されている。上記プール(11)は外部空気取入口と連通している第1ダクト(12)及び通風路(14)と連通している第2ダクト(13)を画定している掩蓋(90)を備えており、上記各ダクト(12、13)の相互連結はプール(11)の水の含有量により或る予め定められた水準(9)まで満たされているときに禁止される。
請求項(抜粋):
基礎(70)、側壁(71、73)及び少なくとも1つの頂部壁(4、7)を含む原子炉(2)の格納構造体(3、6)の内部空間(50)から、中でも事故発生に際して生ずるいかなる熱も受動的に消散させるための、格納構造体(3、6)の外側に配置された第1熱交換器(15、15')及び上記原子炉格納構造体(3、6)の内側に配置された第2熱交換器(25)〔但し上記第1及び第2熱交換器(15、25)は、熱担体流体が含まれていて上記格納構造体(3、6)を通過している管(23、24)によって互いに或る閉鎖ループ回路(28)の中で流体連結されている〕、及び頂部が外部大気と連通している通風路(14)を含む系(10)において、 上記系(10)が或る予め定められた水準(9)まで水で満たされているプール(11)を包含し、これが上記格納構造体(3、6)と組み合わされていてその頂部壁(4、7)に近接配置されており、 上記第1熱交換器(15、15')はプール(11)の中の水面下に水没しており、そしてこのプール(11)の底(74)に隣接する基部(75)から垂直に頂部(76)まで延びてこれを、流体で相互連結されている2つの領域(11a、11b) に分けており、 上記プールには第1の垂直熱交換器(15、15')により形成される各領域(11a、11b)のそれぞれ一方の上に覆いかぶさって上記のそれぞれの領域にのみ連結されている第1の(12)、及び第2のダクト(13)を画定している掩蓋(90)がもうけられており、 それらダクトの一方(12)は外部空気取入口(81)と、そしてもう一方(13)は上記通風路(14)と連通しており、そして 上記各ダクト(12、13)の相互連結は、上記予め定められた水準(9)まで満たされているときにそのプール(11)の中に存在する水によって禁止されることを特徴とする、上記系(10)。

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