特許
J-GLOBAL ID:200903087679679175

エコ-キャンセラ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高野 則次
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-280546
公開番号(公開出願番号):特開平6-112770
出願日: 1992年09月25日
公開日(公表日): 1994年04月22日
要約:
【要約】【目的】 電話回線に設けるエコーキャンセラに含まれている適応フィルタのタップ数を低減させる。【構成】 2線4線変換のためのハイブリッド回路1に基づいて生じる信号の回り込みを除去するエコーキャンセラ7において、ホワイトノイズ発生器12の出力を周波数重み付けフィルタ13を通して適応フィルタ10に入力させる。周波数重み付けフィルタ13は音声帯域(例えば300Hz〜3400Hz)を通過帯域となるように重み付けされている。適応フィルタ10は周波数重み付けされた信号をトレーニング信号としてタップの係数を決定する。その後、送話信号を周波数重み付けフィルタ13を介して適応フィルタ10に入力させる。これにより、ハイブリッド回路1の2線回線側に接続されているA/D変換器6及びD/A変換器9に内蔵された急峻な遮断特性を持つフィルタ特性に対して適応フィルタ10は適応しないで、音声帯域のみに適応する。従って、タップ数の低減を図ることができる。
請求項(抜粋):
適応フィルタによって疑似回り込み信号を作成し、受話信号から前記疑似回り込み信号を差し引くことによって回り込み信号を消去するエコーキャンセラにおいて、ホワイトノイズを発生するためのホワイトノイズ発生手段と、音声帯域外の周波数成分を抑圧するフィルタ手段とを具備し、前記フィルタ手段にて前記ホワイトノイズの音声帯域外の周波数成分を抑圧した信号をトレーニング信号として前記適応フィルタに供給して適応動作を行うことを特徴とするエコ-キャンセラ。
IPC (2件):
H03H 17/02 ,  H03H 21/00

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