特許
J-GLOBAL ID:200903087680381953

量子カスケードレーザを有する物品

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三俣 弘文
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-280322
公開番号(公開出願番号):特開平10-144995
出願日: 1997年10月14日
公開日(公表日): 1998年05月29日
要約:
【要約】【課題】 新たな種類のQCレーザを提供する。【解決手段】 本発明のQCレーザは、第1と第2のクラッド層と、このクラッド層間のコア領域とを有する。このコア領域は、ほぼ同一の多層半導体繰り返し単位11を複数有し、各繰り返し単位は、活性領域12とキャリア注入領域13とを有する。活性領域は、上位ミニバンド171と、下位ミニバンド161を有する超格子領域を有し、上位ミニバンドと下位ミニバンドとの間にミニギャップが形成される。キャリア注入領域は、ある繰り返し単位の下位ミニバンドから隣接する下流側の繰り返し単位の上位ミニバンドへのキャリアの位相が容易となるよう選択される。活性領域は波長が3-15μmの範囲にあるよう選択される。
請求項(抜粋):
コア領域をその間に挟んだ第1と第2のクラッド領域と、電流を流すための電気接点とを含む量子カスケードレーザを有する物品において、前記コア領域は、ほぼ同一の多層半導体繰り返しユニット(11)を複数有し、各繰り返しユニットは、活性領域(12)とキャリア注入領域(13)とを有し、前記活性領域は、上位エネルギ状態と下位エネルギ状態とを有し、前記上位エネルギ状態から下位エネルギ状態へのキャリアの移動が波長λのフォトンを放射し、(a)前記活性領域は、上位ミニバンド(171)と、下位ミニバンド(161)を有する超格子領域を有し、前記上位ミニバンドと下位ミニバンドとの間にミニギャップが形成され、前記上位エネルギ状態は、上位ミニバンド内にあり、下位エネルギ状態は、下位ミニバンド内にあり、(b)前記キャリア注入領域は、ある繰り返しユニットの下位ミニバンドから隣接する下流側の繰り返しユニットの上位ミニバンドへのキャリアの位相が容易となるよう選択されることを特徴とする量子カスケードレーザを有する物品。

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