特許
J-GLOBAL ID:200903087736274900

共重合ポリエステルの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 純博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-247771
公開番号(公開出願番号):特開平10-087802
出願日: 1996年09月19日
公開日(公表日): 1998年04月07日
要約:
【要約】【課題】 ビスフェノールを重合用原料としてそのまま用いて、毒性の物質を用いず、煩雑な工程を省き、目的とするビスフェノールのヒドロキシアルキルエーテルを共重合したポリエステルを製造する新規な方法を提供する。【解決手段】 芳香族ジカルボン酸(A)と、脂肪族グリコール(B)成分とを、(A)に対しエステル化率80%以上になるまで加熱反応せしめた後、次いで芳香族ジヒドロキシ化合物(C)および5員環および/または6員環のアルキレンカーボネート(D)を、特定量添加し、触媒の存在下溶融反応せしめる。
請求項(抜粋):
下記式(5)を満足する量の下記式(1)で示される芳香族ジカルボン酸(A)と下記式(2)で示される脂肪族グリコール(B)とを、(A)に対しエステル化率80%以上になるまで加熱反応せしめた後、次いで下記式(3)で示される芳香族ジヒドロキシ化合物(C)および下記式(4)で示される5員環および/または6員環のアルキレンカーボネート(D)を、下記式(6)および(7)を満足する量添加し、触媒の存在下、芳香族ジヒドロキシ化合物(C)の使用量に対して150モル%以上の炭酸ガスが発生するまで溶融反応せしめることを特徴とする共重合ポリエステルの製造方法。【化1】[式(1)において、Ar1は炭素原子数6〜12の芳香族残基を示す。式(2)において、R1は炭素原子数2〜6のアルキレンを示す。式(3)において、Ar2は炭素原子数6〜12の芳香族残基または-Ar3-X-Ar3-(ここでAr3は炭素原子数6〜12の芳香族残基であり、Xは-C(CH3)2-、-O-、-CO-、-SO2-、-S-または異種原子を含有していてもよい炭素原子数1〜15の2価の残基を示す。)を示す。式(4)において、R2は環状カーボネート構造が5員環あるいは6員環を形成する炭素原子数2〜5のアルキレンを示す。]【数1】 1≦b/a≦2 (5) 0.01a≦c≦0.99a (6) 1.8c+2a(1-e/100)≦d≦3.0c+2a(1-e/100) (7)[式(5)、(6)および(7)において、a,b,cおよびdはそれぞれ上記成分A,B,CおよびDの当量数を示す。eは成分Aと成分Bとの反応後のエステル化率(%)を示す。]
IPC (2件):
C08G 63/672 ,  C08G 63/78
FI (2件):
C08G 63/672 ,  C08G 63/78

前のページに戻る