特許
J-GLOBAL ID:200903087767821275

長い微小直径ガラス繊維の製造方法並びにそのガラス繊維を使用して製造した製品

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡部 正夫 (外11名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-354165
公開番号(公開出願番号):特開2000-211940
出願日: 1999年12月14日
公開日(公表日): 2000年08月02日
要約:
【要約】【目的】 比較的粘性のガラスを回転繊維化法で比較的高速の回転盤速度で、比較的大きい直径の孔を通じて繊維化し、生物学的液体中で迅速に可溶性化される長い微小直径ガラス繊維を製造する方法を提供する。【構成】 この長い微小直径ガラス繊維を製造する方法は、繊維化回転盤の周壁の外面の速度と繊維化オリフィスを通過するガラスの速度との比(回転盤/ガラス速度比)を特定範囲に保持すること;空気リングを出る空気の速度と繊維化オリフィスを通過するガラスの速度との比(空気リング/ガラス速度比)を特定範囲に保持すること;および高温アテニュエーション燃焼ガスの形成に消費される燃料のBTU含量と繊維化される溶融ガラス0.454kg(1ポンドの換算値)のBTU含量との比(アテニュエーション燃焼ガス/ガラス熱含量比)を特定の範囲に保持することを含む。これらのガラス繊維からは各種用途のため、たとえば非限定的に、電池セパレータ、ASHRAE紙、HEPA濾紙、ULPA濾紙などのためのエアーレイドおよびウエットレイド繊維マットがつくられる。
請求項(抜粋):
微小直径ガラス繊維の製造方法であって、複数の繊維化オリフィスを有する環状周縁壁をもつ繊維化回転盤内に溶融ガラスを導入する工程であって、該繊維化回転盤の周縁壁は繊維化オリフィスが貫通している外側表面を有しており、該複数の繊維化オリフィスは約0.58mm( 0.023インチの換算値)またはそれ以上の直径を有し、かつ該オリフィスを通る溶融ガラスの通路のために約20乃至約80cm2 の有効開口面積を有しており、溶融ガラスは該繊維化回転盤内部において保持されるべき繊維化温度において約250乃至約2000ポイズの粘度を有する工程;該回転盤内の溶融ガラスを繊維化温度に保持する工程;該繊維化回転盤をその繊維化回転盤の周縁壁の外側面にある速度を持たせるとともに該繊維化オリフィスから一次ガラス繊維を出させるような速度で回転させる工程;該繊維化オリフィスを通過する溶融ガラスに約3乃至約15cm/分の速度を持たせる工程;該繊維化回転盤の周縁壁の外側面の速度と該繊維化オリフィスを通過する溶融ガラスの速度との比を約20000対1乃至約40000対1とする工程;上記の繊維化オリフィスから出る一次ガラス繊維にアテニュエーションバーナーからの高温燃焼ガスのカーテンを向ける工程であって、繊維化される溶融ガラス0.454kg(1ポンドの換算値)あたり該高温燃焼ガス形成に消費される燃料のBTU(英熱量)含量と該繊維化される溶融ガラス0.454kg(1ポンドの換算値)のBTU含量との比は約10対1乃至約30対1である工程;及び空気リングから空気を噴射することによって繊維化回転盤の外部にエア-カーテンを形成して該繊維化回転盤の外周面を下向きに通過する空気を吹き込むとともに該アテニュエーションバーナーから出る高温燃焼ガスを使用して高温高速加熱空気と燃焼ガスとのカーテンをつくり、これによって該一次繊維をアテニュエーションして該一次繊維から極細繊維を形成する工程であって、該エアーカーテンを形成する空気は該空気リングから出て行くある速度を有しており、そのエアーカーテン形成空気の速度と繊維化オリフィスを通過する溶融ガラスの速度との比は約400000対1乃至約1200000対1である工程を包含する製造方法。
IPC (6件):
C03B 37/04 ,  C03C 13/06 ,  D04H 1/42 ,  D04H 1/72 ,  H01M 2/16 ,  D01D 5/18
FI (7件):
C03B 37/04 ,  C03C 13/06 ,  D04H 1/42 B ,  D04H 1/42 X ,  D04H 1/72 D ,  H01M 2/16 F ,  D01D 5/18

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