特許
J-GLOBAL ID:200903087770808581

車両用始動兼補機装置及び車両用始動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-200425
公開番号(公開出願番号):特開平9-172753
出願日: 1996年07月30日
公開日(公表日): 1997年06月30日
要約:
【要約】【課題】従来のピニオン移動によるクラッチ解離機構や電磁クラッチのような複雑な構成を用いることなく簡単に、エンジン始動後のオーバーランニングクラッチ内部の磨耗を防止することができ、装置の大型化、複雑化を排除しつつオーバーランニングクラッチの耐久性、信頼性を確保することができる発電電動一体型の車両用始動兼補機装置又は車両用始動装置を提供する。【解決手段】始動電動機2の始動側回転軸22がオーバーランニングクラッチ5及び発電側回転軸12を通じてクランク軸を駆動し、エンジン始動後、クランク軸が発電側回転軸12を通じてオーバーランニングクラッチ5の従動体を駆動する。特にこの実施例では、エンジン始動後、オーバーランニングクラッチ5内部に生じる遠心力によりトルク中継体を駆動体又は従動体から離れさせるので、エンジン始動後のオーバーランニングクラッチ内部の磨耗を防止することができる。
請求項(抜粋):
車両用エンジンのクランク軸に連結される補機側回転軸を具備するエンジン補機部と、オーバーランニングクラッチを通じて前記補機側回転軸を一方向に駆動する始動側回転軸を有するエンジン始動用の始動部とを備え、前記オーバーランニングクラッチは、前記始動側回転軸に連結される駆動体と、前記補機側回転軸に連結される従動体と、前記駆動体及び従動体との間に介設されて前記駆動体から従動体へトルクを伝達するトルク中継体とを備える車両用始動兼補機装置において、前記オーバーランニングクラッチは、前記エンジンの始動回転状態における前記従動体の回転数より高く、かつ、前記エンジンのアイドル回転状態における前記従動体の回転数より低い回転数範囲内にて、前記駆動体と前記トルク中継体との間の接触を前記トルク中継体に働く遠心力に基づいて機械的に断絶する解離機構を備えることを特徴とする車両用始動兼補機装置。
IPC (3件):
H02K 7/108 ,  H02K 7/10 ,  H02K 16/00
FI (3件):
H02K 7/108 ,  H02K 7/10 E ,  H02K 16/00
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平3-244852
  • 特開昭60-227042

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