特許
J-GLOBAL ID:200903087804332468

二相式嫌気性排水処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 重野 剛
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-040637
公開番号(公開出願番号):特開平10-235391
出願日: 1997年02月25日
公開日(公表日): 1998年09月08日
要約:
【要約】【課題】 二相式嫌気性排水処理装置において、処理水の水質低下を簡便かつ迅速に検知して、速やかに改善策を講じる。【解決手段】 酸生成槽1の流出水をpH調整槽2でpH調整した後、メタン生成槽3で処理する二相式嫌気性排水処理装置において、pH調整槽2のアルカリ添加量が許容範囲を超えた場合に、制御装置4で警報を発するか、原水の流入を停止するか流入量を低減する。【効果】 アルカリ添加量は、処理水の循環比率Rが高い場合において、処理水の有機酸濃度の上昇に鋭敏に対応して変化するため、このアルカリ添加量を指標とすることで、処理水の有機酸濃度の上昇を簡便かつ迅速に、しかも的確に検知することができる。処理水の水質低下に応じて速やかに対策を講じ、メタン生成菌への阻害作用を最小限にとどめることができる。
請求項(抜粋):
原水が導入される酸生成槽と、該酸生成槽で酸が生成した水にアルカリ剤を添加して所定のpH値にpH調整するpH調整手段と、該pH調整手段でpH調整された水が導入されるメタン生成槽と、メタン生成槽の流出水の一部を酸生成槽に返送する手段とを備える二相式嫌気性排水処理装置において、該pH調整手段のアルカリ添加量が許容範囲を超えた場合に警報を発する手段と該pH調整手段のアルカリ添加量が許容範囲を超えた場合に原水の流入量を低減するか若しくは原水の流入を停止する手段とのうちの少なくとも一方の手段を設けたことを特徴とする二相式嫌気性排水処理装置。

前のページに戻る