特許
J-GLOBAL ID:200903087852579262

差動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 精孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-164074
公開番号(公開出願番号):特開平8-028654
出願日: 1994年07月15日
公開日(公表日): 1996年02月02日
要約:
【要約】【目的】 簡単な構造によって確実な差動制限効果を得ることのできる差動装置を提供する。【構成】 ギヤケース1が軸心回りに回転すると、この回転力は各ピニオンギヤ8を介してギヤディスク3及びサイドギヤ5に伝達される。ここで、ギヤディスク3及びサイドギヤ5に回転差が生ずると、この回転差は各ピニオンギヤ8の自転によって許容され、ギヤディスク3及びサイドギヤ5の差動が達成される。また、ギヤディスク3及びサイドギヤ5の間にトルクの変動が生ずると、ギヤディスク3と出力ディスク4では一方が他方に回転力を伝えようとし、ギヤディスク3及び出力ディスク4間の各ボールには溝3a,4aが回転力の作用する方向に対して所定の傾斜角で接しているため、ギヤディスク3と出力ディスク4との間に軸方向の反力が生じ、これが抵抗となって差動が制限される。
請求項(抜粋):
外部から入力された駆動力によって軸心回りに回転する入力側回転体と、入力側回転体の回転軸上に配置された一対の出力側回転体と、各出力側回転体の回転差を許容しながら入力側回転体の回転力を各出力側回転体に伝達する差動伝達機構とを備えた差動装置において、前記出力側回転体の少なくとも一方を、互いに軸方向に対向する第1及び第2回転体と、第1及び第2回転体の間に介在する多数の転動体とから構成し、第1及び第2回転体の対向面には各転動体に係合する多数の溝を各転動体に回転力の作用する方向に対して所定の傾斜角で接するように設けたことを特徴とする差動装置。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平3-223550

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