特許
J-GLOBAL ID:200903087854422026

靭性のすぐれた酸化アルミニウム-酸化ジルコニウム系セラミックス製切削工具の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-091723
公開番号(公開出願番号):特開平5-262560
出願日: 1992年03月17日
公開日(公表日): 1993年10月12日
要約:
【要約】【目的】 靭性のすぐれたAl2 O3 -ZrO2 系セラミックス製切削工具を製造する。【構成】 (a) Al2 O3 粉末に、以下いずれも全体に占める重量割合で、焼結時のAl2 O3 結晶の細長成長促進助剤として、Ca,Ba、およびSrの炭酸塩粉末、硝酸塩粉末、塩化物粉末、および酸化物粉末のうちの1種以上:0.02〜2%と、SiO2 粉末およびSiアルコキシドのうちの1種以上:0.02〜1%を配合し、混合した後、(b) 上記混合粉末に、酸化性雰囲気中、600〜1050°Cに加熱保持の加熱処理を施し、(c) ついで、上記加熱処理後の混合粉末に、ZrO2 粉末および/または安定化ZrO2 粉末:5〜30%を配合し、混合した後、成形体とし、(d) 上記成形体を焼結する、以上(a)〜(d)の基本工程にてAl2 O3 -ZrO2 系セラミックス製切削工具を製造する。
請求項(抜粋):
(a) 酸化アルミニウム粉末に、以下いずれも全体に占める重量割合で、焼結時の酸化アルミニウム結晶の細長成長促進助剤として、Ca,Ba,およびSrの炭酸塩粉末、硝酸塩粉末、塩化物粉末、および酸化物粉末のうちの1種以上:0.02〜2%と、酸化けい素粉末およびSiアルコキシドのうちの1種以上:0.02〜1%、を配合し、混合した後、(b) 上記混合粉末に、酸化性雰囲気中、600〜1050°Cに加熱保持の加熱処理を施し、(c) ついで、上記加熱処理後の混合粉末に、酸化ジルコニウム粉末および安定化酸化ジルコニウム粉末のうちの1種以上:5〜30%、を配合し、混合した後、成形体とし、(d) 上記成形体を焼結して、細長酸化アルミニウム結晶と塊状酸化ジルコニウム結晶を主体とする混合組織を有するセラミックスで構成された切削工具を形成する、以上(a)〜(d)の基本工程からなることを特徴とする靭性のすぐれた酸化アルミニウム-酸化ジルコニウム系セラミックス製切削工具の製造法。
IPC (2件):
C04B 35/10 ,  B23B 27/14

前のページに戻る