特許
J-GLOBAL ID:200903087877584570

アセンブラ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井出 直孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-162966
公開番号(公開出願番号):特開平5-257703
出願日: 1992年06月22日
公開日(公表日): 1993年10月08日
要約:
【要約】【目的】 アセンブラの分岐命令の最適化処理において、最適化処理のパス回数を削減して処理時間を短縮することを目的とする。【構成】 分岐命令がソースプログラムファイルに出現する毎に分岐命令の情報を出現アドレスに対して双方向のチェインで繋いだテーブルを作成してメモリに記憶し、次にこのテーブルを基にアドレスの昇順からの最適化と降順からの最適化とを行い、アドレスの降順から最適化を行う際に交差して互いに干渉している分岐命令群に対して分岐命令群単位に最適化処理を行うことを特徴とする。【効果】 従来技術では、連続した前方参照の分岐命令の個数+1回の最適化処理のパス回数を要したが、本発明では、1回から3回のパス回数で終了するので、処理時間の短縮が図れる効果がある。
請求項(抜粋):
分岐先までの相対アドレスの大小にかかわらず同じ記述形式で分岐命令が記述されたソースプログラムファイルを入力する入力手段と、上記分岐命令がソースプログラムファイルに出現する毎に上記分岐命令について次のテーブルへのポインタと分岐命令のアドレスとシンボルテーブルを指すポインタとコード増加量の情報とをもつテーブルを記憶するメモリと、アドレスの小さい順に上記テーブルをチェインでつなぐ第一テーブル連繋手段と、上記第一テーブル連繋手段でつながれたテーブルを参照して上記分岐命令のアドレスの小さい順に処理を行い、分岐命令を最も短いオブジェクトコードに対応させたオブジェクトモジュールファイルを作成するオブジェクトモジュールファイル作成手段とを備えたアセンブラ装置において、上記テーブルに前のテーブルへのポインタを付加してアドレスの大きい順にテーブルをチェインでつなぐ第二テーブル連繋手段と、上記オブジェクトモジュールファイル作成手段は、上記第二テーブル連繋手段で繋がれたテーブルを参照して分岐命令のアドレスの大きい順に行う処理を上記分岐命令のアドレスの小さい順に行う処理と交互に実行する手段と、この手段での処理実行後に残された分岐命令を処理する手段とを備えたことを特徴とするアセンブラ装置。

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