特許
J-GLOBAL ID:200903087917578544

被研削性にすぐれた高硬度高速度工具鋼

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 須賀 総夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-191407
公開番号(公開出願番号):特開平5-033102
出願日: 1991年07月31日
公開日(公表日): 1993年02月09日
要約:
【要約】【目的】 難削材の切削に使用する高硬度高速度工具鋼であって、耐摩耗性とともに靭性が高く、かつ被研削性のすぐれた工具材料を提供すること。【構成】 特定の合金組成を選択し、一次晶出する炭化物を粒状のM2C型にし、その転換反応によりVCを微細に晶出させることによって靭性と被研削性を高め、熱処理を好適に行なって硬さと強度を確保する。
請求項(抜粋):
C:0.64〜1.74%、Si:0.02〜0.33%、Mn:0.10〜0.50%、Cr:3.0〜5.0%、Mo:3.0〜10.0%、W:10.0%以下、V:1.0〜2.0%およびCo:5.0〜15.0%を含有し、N:0.060%以下であり、残部が実質上Feからなる合金組成を有する高速度工具鋼であって、合金成分の間で下記の量的関係が満たされるものを、A)14≦Weq≦24 ただしWeq=2[Mo%]+[W%]B)Weq-10≦10[V%]≦Weq-4C)11[ΔC%]+4[Si%]≧-0.68D)50[ΔC%]+250[Si%]≦72.5E)-0.18≦ΔC%≦+0.10 ただし ΔC%=C%-Ceq Ceq=0.06[Cr%]+0.063[Mo%]+0.033[W%] +0.2[V%]F)F≧7.30 ただし F=-0.90[Mo%][C%]-0.45[W%][C%] +2.4[C%]+0.84[Mo%]+0.92[W%] +2[V%-1]1/2+5.45[Si%]+32.7[N%]G)L≧20.55 ただし L=12.2[Mo%]-10.4[Mo%]2-3[W%]+7[V%] -25[Si%]適正焼入れ後、最大硬さが得られる高温焼戻し温度より少なくとも20°C高い焼戻し温度で焼戻しして、HRC69以上の高硬度にしたことを特徴とする被研削性にすぐれた高硬度高速度工具鋼。
IPC (3件):
C22C 38/00 302 ,  C21D 6/00 101 ,  C22C 38/30
引用特許:
審査官引用 (8件)
  • 特開平3-131405
  • 特開昭62-124261
  • 特開昭52-120217
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