特許
J-GLOBAL ID:200903087927709280

特殊中空糸用紡糸口金

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 純博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-130209
公開番号(公開出願番号):特開平8-325826
出願日: 1995年05月29日
公開日(公表日): 1996年12月10日
要約:
【要約】【目的】 中空率が20%以上であって、かつ、二つの中空部を繊維軸に沿って形成された特殊形状の高中空糸を容易かつ安定して得ることできる紡糸口金を提供する。【構成】 楕円(C1)の周上に配設された4個所以上のスリット状流路孔(Ha)の両端の内縁(Ei)部に、それぞれ突出流路孔(Hb)を設けて、互いに隣合う吐出孔同士の近接対向した突出流路孔対(A及びB)を形成し、これらの突出流路孔対の中で、開口流路面積が他の対(B)よりも大きな対(A)を長軸(A1)に関して線対称に対峙させた位置に2対設けた高中空率で、かつ、二つの中空部を有する中空糸の紡糸口金である。
請求項(抜粋):
繊維軸に沿って形成された、実質的に独立した2個の中空部を有する特殊中空糸を紡糸するための、下記の要件A〜Eを同時に満足する複数の吐出孔を有する特殊中空糸用紡糸口金。A.長軸長/短軸長(A1/A2)が1.0以上、2.0以下の楕円(C1)の周上に沿って、スリット状流路孔(Ha)が4個以上、12個以下配設され、かつB.該スリット状流路孔(Ha)の内縁(Ei)部両端のそれぞれには、該楕円(C1)の略内向き法線方向に突出した突出流路孔(Hb)が設けられ、これにより、隣接するスリット状流路孔(Ha)間において互いに近接対向する突出流路孔同士を互いに対とし、その際、C.口金のポリマー吐出面上において、各スリット状流路孔(Ha)の外縁(Eo)に外接する外接楕円(C2)によって囲繞された領域面積をS1とし、ポリマーの濡れ縁に囲繞されて形成された吐出孔の開口流路面積をS2として、これらのS1とS2との間に成立する、流路占有率(R)=(S2/S1)×100という関係式を想定した場合に、該流路占有率が3≦R≦10であって、C.互いに隣接する前記のスリット状流路孔(Ha)の間隔(t)が0.05mm以上、0.1mm以下であり、D.互いに対をなす突出流路孔においては、前記の楕円(C1)の長軸中心(O)から2つの長軸端へ向かってそれぞれ長軸長(A1)の20%の範囲内で、他の突出流路孔対(B)よりも大きな開口流路面積を有する2対(A)を前記の楕円(C1)の長軸に関して、略線対称に対峙して設け、かつ、E.前記のS2に対する突出流路孔対の群(A群)のみで構成される口金吐出面での全開口流路面積の割合が、百分率表示で6.0%以上、10.0%以下であって、他方、突出流路孔対の群(B群)については、2.0%以上、5.0%以下であること。
引用特許:
審査官引用 (1件)

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