特許
J-GLOBAL ID:200903087935551165

光学素子のプレス成形用金型

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小鍜治 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-027719
公開番号(公開出願番号):特開平6-239629
出願日: 1993年02月17日
公開日(公表日): 1994年08月30日
要約:
【要約】【目的】 高融点のガラス材料を使用した光学素子を容易に、高精度に、かつ、安価に成形するための光学素子のプレス成形用金型を提供することを目的とする。【構成】 高融点で高温機械強度を有する例えばWCを主成分とする母材1上に、母材1と密着性良好な中間層4(例えばNi-Co)と、この中間層4上に、表面をボロン化処理された加工層2(例えばNi-B)と、この加工層2上にガラス融着、酸化防止を目的とした保護層4(例えばPt-Pd)を形成する。【効果】 光学ガラス素子に必要な金型形状精度を容易に実現でき、かつ、高温下での金型のプレス面の機械的強度が大幅に大きくなり、その結果、高融点のガラス材料を用いた光学素子を高精度に成形可能とした。
請求項(抜粋):
タングステンカーバイト(WC)を主成分とする超硬合金、あるいは、チタンナイトライド(TiN)、チタンカーバイド(TiC)、クロムカーバイド(Cr3C2)、アルミナ(Al2O3)、を主成分とするサーメット、または、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、タングステン(W)、チタン(Ti)やそれら金属を含む合金のいずれかからなる母材と、前記母材上に形成され、表面をボロン(ホウ素)化処理により表面硬化させた、ニッケル(Ni)あるいはニッケル(Ni)合金、コバルト(Co)あるいはコバルト(Co)合金、クロム(Cr)あるいはクロム(Cr)合金、タンタル(Ta)あるいはタンタル(Ta)合金、モリブデン(Mo)あるいはモリブデン(Mo)合金、チタン(Ti)あるいはチタン(Ti)合金、タングステン(W)あるいはタングステン(W)合金、ニオブ(Nb)あるいはニオブ(Nb)合金、バナジウム(V)あるいはバナジウム(V)合金、銅(Cu)あるいは銅(Cu)合金、アルミニウム(Al)あるいはアルミニウム(Al)合金のいずれかよりなる加工層と、前記加工層上に形成され、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、イリジウム(Ir)、ロジウム(Rh)、オスミウム(Os)、ルテニウム(Ru)、レニウム(Re)、タングステン(W)、タンタル(Ta)のうち、少なくとも一種類以上の金属を含む合金よりなる保護層とにより構成されることを特徴とする光学素子のプレス成形用金型。

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