特許
J-GLOBAL ID:200903087942973717

ホタテ貝内臓組織からの有用物質取得方法及びそのためのプラント

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 本多 一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-146276
公開番号(公開出願番号):特開2004-344802
出願日: 2003年05月23日
公開日(公表日): 2004年12月09日
要約:
【課題】ホタテウロからカドミウムのような有害金属を除去して無害化し、家畜,家禽類の飼料、魚貝類の餌料、食材などとして利用可能な有用物質を取得することを目的とする。【解決手段】(イ)カドミウム溶出段階、(ロ)懸濁物質除去段階、(ハ)脱カドミウム水溶液調製段階、(ニ)脱カドミウム水溶液循環段階、及び(ホ)(イ)段階の最終処理物から固体処理物と液体処理物を分別採取する段階を含むホタテ貝内臓組織の脱カドミウムシステムにおいて、(イ)段階の最終処理物中の乾燥質量に基づくカドミウム含有量が1ppm以下になるように、(イ)段階における酸による浸漬条件、水による溶出条件及び繰り返し回数を制御することにより(ホ)段階の固体処理物及び液体処理物として、カドミウム含有量1ppm以下のアミノ酸含有物質を取得する。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
(イ)あらかじめ蒸煮処理したホタテ貝内臓組織を酸に浸漬して、内臓組織内に十分酸を含浸させたのち、水と接触させて内臓組織内のカドミウムを水中に溶出させる操作を複数回繰り返し、最後にアルカリ水溶液で中和するカドミウム溶出段階、 (ロ)前段階における酸による浸漬処理及び水による溶出処理ごとに生じる酸浸漬液又は水溶出液をその都度抜き出し、pH調整後、液中に存在する懸濁物質を除去するか、あるいは懸濁物質を除去後pH調整をして、清澄液とする懸濁物質除去段階、 (ハ)前段階で得た清澄液を、キレート繊維と接触させて、その中のカドミウムを吸着除去する脱カドミウム水溶液調製段階、 (ニ)前段階で得た脱カドミウム水溶液をpH調整したのち、浸漬用の酸又は溶出用の水として(イ)段階に循環させる脱カドミウム水溶液循環段階、及び (ホ)(イ)段階の最終処理物から固体処理物と液体処理物を分別採取する段階 を含むホタテ貝内臓組織の脱カドミウムシステムにおいて、 (イ)段階の最終処理物中の乾燥質量に基づくカドミウム含有量が1ppm以下になるように、(イ)段階における酸による浸漬条件、水による溶出条件及び繰り返し回数を制御することにより(ホ)段階の固体処理物及び液体処理物として、カドミウム含有量1ppm以下のアミノ酸含有物質を取得することを特徴とするホタテ貝内臓組織からの有用物質取得方法。
IPC (6件):
B09B3/00 ,  A23K1/10 ,  A23L1/325 ,  A23L1/33 ,  B01D21/26 ,  C02F1/42
FI (6件):
B09B3/00 304Z ,  A23K1/10 Z ,  A23L1/325 A ,  A23L1/33 C ,  B01D21/26 ,  C02F1/42 H
Fターム (36件):
2B150AB01 ,  2B150AB20 ,  2B150BA02 ,  2B150BC10 ,  2B150CD24 ,  2B150CD27 ,  2B150CG09 ,  2B150CG10 ,  4B042AC08 ,  4B042AD39 ,  4B042AG59 ,  4B042AH06 ,  4B042AP03 ,  4B042AP07 ,  4B042AP15 ,  4B042AT05 ,  4D004AA04 ,  4D004AB03 ,  4D004BA04 ,  4D004CA04 ,  4D004CA13 ,  4D004CA34 ,  4D004CA40 ,  4D004CA47 ,  4D004CB05 ,  4D004CB27 ,  4D004CC06 ,  4D004CC12 ,  4D025AA10 ,  4D025AB25 ,  4D025BA17 ,  4D025BB07 ,  4D025CA03 ,  4D025CA06 ,  4D025CA10 ,  4D025DA10

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