特許
J-GLOBAL ID:200903087964163530

自動車用の自己支持型タイヤ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-305503
公開番号(公開出願番号):特開平5-238215
出願日: 1992年11月16日
公開日(公表日): 1993年09月17日
要約:
【要約】【目的】 完全に空気が抜けた状態のときでも、タイヤに伝達される垂直荷重及びドリフト荷重を支承し得る自己支持型カーカスを備えるタイヤの性能を改良すること。【構成】 端部に向けてテーパーが付けられ、第1のカーカスプライ10と第2のカーカスプライ11との間に介在され、タイヤの最大弦部分にて相互に接続された略両凸状断面の第1及び第2の補強インサート16、17をそのサイドウォール5の各々に内蔵するカーカス2を備えるタイヤが開示される。2つの補強インサート16、17間の接続部分に位置する最大厚さ部分13aを有する両凸状断面の弾性支持インサートが、タイヤの内側に折り返したカーカスプライ10に取り付けられ。該弾性支持インサート13は、両凸状断面の略剛性なカウンタコア14と、弾性材料から成り、弾性率が小さく且つその一側部がカーカスプライに向けて折り返したカウンタコア14を被覆するカバー15とを備えている。
請求項(抜粋):
カーカス(2)と、前記カーカス(2)に対してクラウン方向に配置されたトレッドバンド(3)と、前記カーカス(2)の上にあり、前記トレッドバンド(3)に対する半径方向内方位置に環状体を形成する円周方向に非延伸的な環状ベルト構造体(12)とを備え、そのサイドウォールに弾性支持インサートを内蔵する、自動車の車輪用の自己支持型タイヤであって、前記カーカス(2)が、各々、前記タイヤ(1)の1つの内周縁に沿って形成されたビード(6)内に挿入した一対の円周方向に非延伸的な補強リング(8)と、各々、タイヤの軸線から離れるようにテーパーが付けられた1つの補強リング(8)の外周縁に沿って伸長する一対のエラストマー的フィラー(9)と、その縁が補強リング(8)及びエラストマー的フィラー(9)の周囲で折り返された少なくとも1つのカーカスプライ(10)と、エラストマー的材料から両凸状断面にされて成り、各々がビード(6)の1つとベルト構造体(12)の対応する縁との間を半径方向に伸長するタイヤサイドウォール(5)の内側部分に対してカーカスプライ(10)に取り付けられた少なくとも一対の環状弾性支持インサート(13)と、を備えるタイヤにして、前記環状弾性支持インサート(13)の各々が、弾性支持インサート(13)の最大厚さ領域(13a)の少なくとも一部を占め、前記カーカスプライ(10)を向いた凸状輪郭の当接側部(14a)を有する、略両凸状断面のカウンタコア(14)と、前記当接側部(14a)の少なくとも一部にて前記カウンタコア(14)を被覆し且つ弾性支持インサート(13)の少なくとも1つの端末部分(13b、13c)を形成する弾性的に変形可能なカバー(15)であって、前記カウンタコア(14)より小さな動的弾性率を有する前記カバー(15)と、を備えることを特徴とするタイヤ。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平4-345505
  • 特開昭54-151201

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