特許
J-GLOBAL ID:200903088004531710

ニツケル回収方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 南 孝夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-308596
公開番号(公開出願番号):特開平5-025560
出願日: 1991年09月13日
公開日(公表日): 1993年02月02日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】産業排液からニッケルを回収する方法及び装置を開示する。【構成】ニッケルを含有する排液を波形板状分離器中に静置して、排液中の固体成分を除去し、次いで凝集剤を添加し、これを中和、凝集後、再度波形板状分離器中に静置し、ろ過し、このろ液をニッケルの浸出点になるまで負荷される第1のカラム5とガイドフィルターとして作用する第二のカラム6と再生中の状態かまたは新たに再生された状態の第三のカラム7からなる陽イオン交換体系を通過させ、ニッケルで負荷された個々のカラム5,6,7を希鉱酸で再生し、次いで再生液を触媒量のホウ水素化ナトリウムの存在下で次亜リン酸ナトリウムで処理する。
請求項(抜粋):
産業排水からニッケルを回収する方法であって、(a) ニッケルを含有する排液を波形板状分離器(1)中に静置して排液中の固体成分を除去し、(b) 凝集剤を添加し、混合物をアルカリまたは鉱酸で中和し、(c) 凝集後に混合物を再度波形板状分離器(3)中に静置し、そして(d) サンドフィルター(4)を通して濾過し、(e) この濾過された排液を下記の構成からなる陽イオン交換体系を通過させ(1) この陽イオン交換体系は3つの陽イオン交換体カラムよりなり、(2) この3つのカラムのうちのいずれか2個のカラムが使用される状態に配置されており、(3) 第一のカラムがニッケルイオンにより負荷されて、負荷飽和点を超えた場合、そのカラムを通過した一部のニッケルイオンは、その第一のカラムの次に配置されている第二のカラムにより捕捉され、(4) 上記の2個のカラムが稼動している間に、第三のカラムは再生されつつある状態かまたは、すでに再生されて新たに使用可能な状態に置かれており、(5) ニッケルイオンにより負荷されて、負荷飽和点に達した上記の第一のカラムは、完全に負荷された後に、新たに使用可能な状態にある上記の第三のカラムと置き換えられ、(6) その第三のカラムは前記の第二のカラムの下流に配置され、(7) 上記(4)、(5)、(6)の経過を繰り返して、常に上記(2)の状態にしておく、(f) ニッケルで飽和負荷された上記のカラムを希鉱酸で再生し、そして(g) 上記の再生に使用された液を触媒量のホウ水素化ナトリウムの存在下で次亜りん酸ナトリウムで処理することを特徴とするニッケルの回収方法。
IPC (3件):
C22B 23/00 ,  C02F 1/42 ,  C02F 1/62

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