特許
J-GLOBAL ID:200903088022704320

ボールペン

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-052603
公開番号(公開出願番号):特開平7-237387
出願日: 1994年02月28日
公開日(公表日): 1995年09月12日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 上向き筆記や衝撃でのインクの逆流並びに下向きに置かれた時の直流を防ぐとともに、上向き筆記、衝撃後の下向き筆記での掠れを防止する。【構成】 筆記前は、ボール弁15が突条16の後端に当接し、導孔20は開放する。インク収容管4から導孔20を経て弁室13に入ったインク21は、突条と突条との間に形成されたインク誘導溝を通過して先端ボール5aの後端まで誘導される。棒軸部18の押圧で先端ボール5aがチップ抱持部の内縁に密接されるので、インクの直流が防止される。また、筆圧により先端ボール5aが微小に後退するので、隙間が生じてインク流出可能となり、先端ボール5aの回転で粘性が低下してインクが多量に流出し、濃度の高い筆記が可能となる。チップ5を上向きにすると、ボール弁15がボール受け座14に密接して導孔20を密閉するので、インクが逆流しない。
請求項(抜粋):
継ぎ手の先端にボールペンのチップを、後端にインク収容管を固着して成るボールペンに於いて、継ぎ手の軸心にチップの後端に連通して後方に弁室が設けられ、弁室の後部にテーパー状又は球面状のボール受け座が、弁室の前部周壁に所要数の突条が設けられて、ボール受け座に密接可能とするボール弁が上記突条を弾性変形させて弁室内に抜出不能で遊嵌され、上記突条前部の段部に後端部を当接した状態でチップ内孔にスプリングが附勢されて、スプリングの先方でチップ先端部に回転自在に抱持された先端ボールの後端を押圧して、先端ボールがチップのボール抱持部の内縁に密接され、チップ側が上向きの時に上記ボール弁がボール受け座に密接して導孔が密閉され、チップ側が下向きの時に上記密閉状態が解除されると共に上記突条の後端にボール弁が当接して導孔、弁室、突条と突条の間に形成されたインク誘導溝を通じてチップ内にインクが流入するように構成されたことを特徴とするボールペン。

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