特許
J-GLOBAL ID:200903088037934488

分子系解析方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-153331
公開番号(公開出願番号):特開平7-168807
出願日: 1994年07月05日
公開日(公表日): 1995年07月04日
要約:
【要約】【目的】 分子系を解析する方法及び装置であって従来技術のものより高速なものを提供する。【構成】 局在化分子軌道を使用して密度行列及びフォック行列を形成することにより、分子系を解析する方法及び装置である。この方法及び装置は、フォック行列上で消去処理を実行して、全結合軌道と全非結合軌道との相互作用ΨFΨ*(ここで、Ψは結合分子軌道、Fはフォック行列、Ψ* は反結合分子軌道)を繰り返し消去する。消去処理は、2×2行列の単純な対角化を含み、従来技術において実行された非常に長いフォック行列対角化計算にとって代わるものである。その処理をさらに高速化するために、本発明の方法及び装置は、どの結合軌道及び反結合軌道が相互作用しえないかを決定することを含む。これは、原子間距離を使用して実行される。
請求項(抜粋):
分子系を解析する方法であって、(a) 該分子系の局在化分子軌道を形成するステップと、(b) 該局在化分子軌道に基づいて該分子系に関するフォック行列を形成するステップと、(c) 各結合軌道Ψi と各非結合軌道Ψj * との間の相互作用を、該フォック行列の対応する要素Fを使用し、行列、【数1】を対角化することによって消去するステップと、(d) 該分子系のエネルギーが所定の制限内に収束したかどうかを決定するステップと、(e) 該分子系のエネルギーが該所定の制限内に収束していないことがステップ(d)において決定された場合に、ステップ(a)からステップ(c)までを反復するステップと、(f) 該分子系のエネルギーが該所定の制限内に収束したことがステップ(d)において決定された場合に、該分子系の解析出力を生成するステップと、を具備してなる分子系解析方法。

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