特許
J-GLOBAL ID:200903088038467891

高純度バナジウム電解液の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 曾我 道照 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-283694
公開番号(公開出願番号):特開平8-148177
出願日: 1994年11月17日
公開日(公表日): 1996年06月07日
要約:
【要約】【目的】 不純物を多く含む五酸化バナジウムやメタバナジン酸アンモニウムを原料として、経済的に高純度バナジウム電解液を製造する。【構成】 (1)バナジウム化合物をアルカリ又は中性条件下で溶媒に溶解し、ついで酸性条件下でバナジウムイオンを加熱重合させてポリバナジウム酸化合物を析出、分離する工程;(2)前記ポリバナジウム酸化合物の1部を、不活性ガス又は酸化性雰囲気で焼成してアンモニウムを除去する工程;(3)前記ポリバナジウム酸化合物の少なくとも他の1部を、還元性ガス雰囲気下に処理して3価のバナジウム化合物を生成させる工程;(4)前記3価バナジウム化合物を酸溶液に溶解して3価のバナジウム電解液を生成する工程;および(5)前記脱アンモニア工程からの五酸化バナジウムと前記3価バナジウム溶液の1部とを混合して反応させ、V4+とV3+の混合電解液を生成する工程からなる方法。
請求項(抜粋):
バナジウムを正、負極活物質とするバナジウムレドックス電池用電解液の製造方法において、(1)不純物を含む五酸化バナジウム及びメタバナジン酸アンモニウムからなる群から選ばれたバナジウム化合物をアルカリ又は中性条件下で溶媒に溶解し、ついで酸性条件下でバナジウムイオンを加熱重合させてポリバナジウム酸化合物を析出させ、該ポリバナジウム酸化合物を不純物を含有する濾液から分離する工程[精製工程];(2)前記工程で得られたポリバナジウム酸化合物の1部を、不活性又は酸化性ガス雰囲気で400〜690°Cの温度範囲で焼成してアンモニウムを除去する工程[脱アンモニア工程];(3)前記精製工程から得られたポリバナジウム酸化合物の少なくとも他の1部を、還元性雰囲気下に処理して3価のバナジウム化合物を生成させる工程[3価バナジウム化合物生成工程];(4)前記3価バナジウム化合物を酸溶液に溶解して3価のバナジウム電解液を生成する工程[V3+電解液生成工程];および(5)前記脱アンモニア工程から得られる五酸化バナジウムと前記V3+電解液生成工程で得られる3価のバナジウム溶液の1部とを混合して反応させ、種々の混合比のV4+とV3+の混合電解液を生成する工程[V4+/V3+混合電解液生成工程]を含むことを特徴とするバナジウム電解液の製造法。
IPC (2件):
H01M 8/18 ,  C01G 31/00

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