特許
J-GLOBAL ID:200903088049377592

標的RNA分子の増幅方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浅村 皓 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-184220
公開番号(公開出願番号):特開平7-059599
出願日: 1994年07月01日
公開日(公表日): 1995年03月07日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、熱活性ポリメラーゼを使用するRNA配列の転写および増幅の改良された方法、それに使用する試薬および試薬キットを提供することを目的とする。【構成】 本発明の方法において、逆転写反応は2価陽イオン濃度、好ましくはpHおよび2価陽イオン濃度の両者を緩衝する金属緩衝剤を含有する緩衝溶液中にて行われる。2価陽イオンは、好ましくはMn2+イオンである。本発明において高温度逆転写反応は、熱安定性DNAポリメラーゼを使用する1チューブ、1酵素法の核酸増幅反応と結合される。【効果】 増幅反応に適用して先行する逆転写反応および増幅反応等の生成物の持ち越しによる夾雑を取り除いて高感度、高特異性を有する逆転写/増幅画家の卯となる。
請求項(抜粋):
試料中の標的RNA分子の増幅方法であって、(a)前記試料を、4種すべてのデオキシリボヌクレオシド三リン酸の存在下、2価陽イオンを含む適切な緩衝溶液中の、第1および第2のプライマーならびに熱安定性DNAポリメラーゼを含む反応混合物中において、前記熱安定性DNAポリメラーゼが前記第1のプライマーの伸長生成物の合成を開始して前記標的RNAに相補的なcDNA分子を与えるために充分な温度にて処理し、ここにおいて前記第1のプライマーは、前記標的RNAに対して、それにハイブリダイズして前記標的RNAに相補的なcDNA分子の合成を開始するに充分に相補的であり、前記第2のプライマーは、前記cDNAにハイブリダイズし伸長生成物の合成を開始するに充分に前記標的RNAに対し相同的であり;(b)前記反応混合物を、単鎖cDNAを与えるために適切な温度にて処理し;(c)前記反応混合物を、前記熱安定性DNAポリメラーゼが前記第2のプライマーの伸長生成物の合成を開始して二重鎖cDNA分子を与えるために適切な温度にて処理し;および(d)工程(c)の二重鎖cDNAをポリメラーゼ連鎖反応により増幅する、工程を含んでなり、前記工程(a)および(d)の緩衝溶液が前記2価陽イオンを結合する緩衝剤を更に含有し、前記2価陽イオンが好ましくはMn2+であり、前記緩衝剤の20°Cかつ0.1Mのイオン強度における2価陽イオン結合反応のKMが、10および106の間、好ましくは102および104の間、より好ましくは102.5および103.5の間であることを特徴とする試料中の標的RNA分子の増幅方法。
IPC (2件):
C12Q 1/68 ,  C12N 15/09 ZNA
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特表平5-505105

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