特許
J-GLOBAL ID:200903088053037275

合成開口レーダ画像による地形抽出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高田 守 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-233077
公開番号(公開出願番号):特開平8-094747
出願日: 1994年09月28日
公開日(公表日): 1996年04月12日
要約:
【要約】【目的】 2つの異なる日時に観測した合成開口レーダ複素数画像の位相情報から地形に対応した位相差を算出し、その位相差から地形を求める干渉計処理において、ある範囲内の位相差をグループ化し、そのグループごとに地形情報を算出することによって、地形の算出間違いを軽減することを目的とする。【構成】 位相差を積分して地形情報を算出する位相積分手段において、120 ゚の範囲の位相差をグループ化する手段と、そのグループごとの大小関係を判別する手段と、グループ内での位相を算出し、その位相から地形を算出する手段を設けた。
請求項(抜粋):
飛しょう体に搭載された合成開口レーダにより2つの異なる日時に観測した地上の固定目標の複素数画像とそれを取得した際の軌道データ、および各画素の観測時刻を格納する画像格納メモリと、この画像格納メモリ中の複素画像の対応する点を検出する対応点検出手段と、検出した2つの複素画像の対応する画素の位相差(0 ゚〜360 ゚の範囲)を画像全体で求め干渉縞を作成する位相差算出手段と、上記位相差算出手段で算出した対応する画素の位相差を格納する位相格納メモリと、上記画像格納メモリ中の軌道データ、および各々の画像の各画素の観測時刻を読み込み、2つの軌道に関して上記飛しょう体位置と各々の画像の各画素に対応する地上点までの距離を計算して高度ゼロに対応する位相差の変化を算出する位相差変化算出手段と、上記位相格納メモリ中の求めた干渉縞の位相差から高度ゼロに対応する位相差の変化を差し引き、地形に対応した位相を算出する標高位相算出手段と、上記位相格納メモリに格納された位相差を積分する位相積分手段と、その積分した位相差を地形情報に変換する地形情報変換手段を具備する合成開口レーダ画像による地形抽出装置において、前記位相積分手段は、上記位相格納メモリのデータを読み出し、地形に対応する位相差をある範囲のグループに分割するグループ分割手段と、そのグループ分けの結果を格納する位相積分用メモリと、上記グループ分けの結果を領域に分割し、その領域ごとの位相差の大小関係を判定する大小判定手段と、上記グループ内で位相を順次加算するグループ内位相加算手段と、上記大小判定手段結果とグループ内位相加算手段結果からトータルの位相差を算出するトータル位相差算出手段を含むことを特徴とする合成開口レーダ画像による地形抽出装置。

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