特許
J-GLOBAL ID:200903088103159938

マルチタスクコンピューティングシステムの排他制御方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井ノ口 壽
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-355546
公開番号(公開出願番号):特開平6-187175
出願日: 1992年12月18日
公開日(公表日): 1994年07月08日
要約:
【要約】【目的】 セマフォによってカウンタ値の増減算を行いロック操作およびアンロック操作をすることによって排他的に資源を用いて優先順位でタスクの処理実行を行うマルチタスクシステムの排他制御方式においても、タスクが優先順位に従って処理を実行できるようにする。【構成】 セマフォを占有して実行中のタスクTn より優先順位の高いタスクTm がP操作を実行した場合に、その優先順位をタスクTm と同じ優先順位まで引き上げる。そして、セマフォを占有していたタスクがV操作をしたときに、そのタスクの優先順位を元の順位に戻す。これによりセマフォ占有中のタスクTn はセマフォに関連しないTm より低くTn より高い優先順位のタスクに処理を奪われることはなくなり、ウェイトしていたタスクは優先順位に従って走行を開始することができる。
請求項(抜粋):
マルチタスクコンピューティングシステムにおいて、優先順位にしたがってタスクが処理を実行するとき、セマフォに対してロック操作を行うことにより資源を排他的に使用し、前記タスクが処理実行を終了したとき、前記セマフォに対しアンロック操作を行うことにより前記資源の使用の解放を宣言しその後のウェイトしている複数のタスクの優先順位にしたがった前記資源の使用による処理実行を可能にする排他制御方式において、タスク(Tn )がロック操作を行い資源の排他的使用をしている場合に、前記タスク(Tn )より優先順位の高いタスク(Tm )がロック操作を行うとそのタスク(Tm )をウェイト状態にするとともに前記タスク(Tn )の優先順位を(n)から(m)に引き上げる手段と、前記タスク(Tn )がセマフォに対しV操作をしたとき、タスク(Tn )を元の優先順位(n)に戻す手段を有することを特徴とするマルチタスクコンピューティングシステムの排他制御方式。
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 特開平2-300939
  • 特開平2-204838
  • 特開平3-042730
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