特許

J-GLOBAL ID：200903088115487205

超電導マグネット

発明者： 森津 一樹 ,  松本 隆博 ,  中川 修一 ,  吉村 秀人 ,  長尾 政志 ,  稲口 隆
出願人/特許権者： 三菱電機株式会社
代理人 (1件)： 曾我 道照 (外6名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平4-222810
公開番号（公開出願番号）：特開平6-069028
出願日： 1992年08月21日
公開日（公表日）： 1994年03月11日
要約：

【要約】【目的】 この発明は、希土類金属の合金または化合物を蓄冷材とする蓄冷器を有するディスプレーサの往復移動にともなう外部磁界の擾乱を抑制し、高い磁場の均一性が得られる超電導マグネットを得ることを目的とする。【構成】 冷凍機取付シリンダ51は、一端がヘリウム槽2に取り付けられたL字管50に取り付けられ、他端が真空槽4に取り付けられている。この冷凍機取付シリンダ51には、3段式蓄冷型冷凍機30が挿入、取り付けられている。3段式蓄冷型冷凍機30の第3段蓄冷器には、希土類金属の合金または化合物からなる蓄冷材が充填されている。冷凍機取付シリンダ51の第3段のシリンダ部100は超電導体、例えばNbTiで構成され、第3段蓄冷器の往復移動範囲を包囲して、外部磁界を磁気シールドしている。

請求項（抜粋）：

超電導コイルと、前記超電導コイルを収納し、前記超電導コイルを冷却する極低温冷媒を貯液する極低温冷媒槽と、前記極低温冷媒槽を包囲する真空槽と、一端が前記極低温冷媒槽内で蒸発する極低温冷媒ガスの雰囲気中に臨み、他端が前記真空槽に取り付けられた冷凍機取付シリンダと、温度レベルの異なる1個以上の膨張室と蓄冷器とを有し、少なくとも1個の前記蓄冷器の蓄冷材が希土類金属の合金または化合物を有し、前記冷凍機取付シリンダ内に挿入固定され、前記冷凍機取付シリンダ内に引き出された前記極低温冷媒ガスを再液化する多段式蓄冷型冷凍機とを備えた超電導マグネットであって、少なくとも希土類金属の合金または化合物を有する前記蓄冷材が収納される前記蓄冷器を包囲する前記冷凍機取付シリンダの部位を超電導体で構成したことを特徴とする超電導マグネット。