特許
J-GLOBAL ID:200903088148196745

造管後の表面硬度ならびに降伏比が低い高強度鋼管素材およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 順三 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-106696
公開番号(公開出願番号):特開2003-293075
出願日: 2002年04月09日
公開日(公表日): 2003年10月15日
要約:
【要約】【課題】 靭性特性を劣化させることなく、造管後の降伏比が低くかつ表面の硬度が低い高強度鋼管用素材およびその製造方法を提案する。【解決手段】 C:0.04〜0.08mass%を含有し、さらにCu,Ni,CrおよびMoのうちから選ばれる1種または2種以上を、下記式;Mn/20+Cu/20+Ni/60+Cr/32+Mo/7≧0.11の関係を満たして含有する鋼スラブを、1000〜1250°Cに加熱したのち、850°C以下での累積圧下率を75%以上、圧延終了温度を750〜800°Cとする熱間圧延を行い、その後、(圧延終了温度〜圧延終了温度-50°C)から650〜750°Cまでを冷却速度1〜10°C/secで緩冷却し、引き続き、200°C以下までを冷却速度10〜30°C/secで強冷却することにより、アスペクト比≦4.0のマルテンサイト-オーステナイト共存組織が5〜20vol%であるベイナイト組織としかつ表面硬度Hvを300以下とする。
請求項(抜粋):
C:0.04〜0.08mass%、Si:0.05〜0.50mass%、Mn:1.5〜2.5mass%、Al:0.01〜0.10mass%、Nb:0.01〜0.08mass%、Ti:0.005〜0.020mass%を含有し、さらにCu,Ni,CrおよびMoのうちから選ばれる1種または2種以上を、Cu:0.2〜0.7mass%、Ni:0.2〜1.0mass%、Cr:0.2〜0.7mass%、Mo:0.2〜0.7mass%で、かつ、下記式;Mn/20+Cu/20+Ni/60+Cr/32+Mo/7≧0.11の関係を満たすように含有し、残部はFeおよび不可避的不純物よりなり、アスペクト比≦4.0のマルテンサイト-オーステナイト共存組織が全組織の5〜20vol%であるベイナイト組織を主とするミクロ組織を有し、造管後の鋼板表面の硬さがビッカース硬度Hvで300以下、降伏比が85%以下であることを特徴とする造管後の表面硬度ならびに降伏比が低い高強度鋼管素材。
IPC (3件):
C22C 38/00 301 ,  C21D 8/02 ,  C22C 38/58
FI (3件):
C22C 38/00 301 A ,  C21D 8/02 B ,  C22C 38/58
Fターム (19件):
4K032AA01 ,  4K032AA04 ,  4K032AA08 ,  4K032AA11 ,  4K032AA15 ,  4K032AA16 ,  4K032AA17 ,  4K032AA19 ,  4K032AA22 ,  4K032AA23 ,  4K032AA35 ,  4K032AA40 ,  4K032BA01 ,  4K032CA02 ,  4K032CA03 ,  4K032CB02 ,  4K032CC03 ,  4K032CD02 ,  4K032CD03

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