特許
J-GLOBAL ID:200903088165447530

四輪駆動車のトルク配分装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-203263
公開番号(公開出願番号):特開平9-048254
出願日: 1995年08月09日
公開日(公表日): 1997年02月18日
要約:
【要約】【目的】路面状態に応じて前後輪に対して適切なトルクを配分し、走破性の向上を図る。【構成】本トルク配分制御装置は、ECU10が内蔵するマイクロコンピュ-タ11で実現される。伝達トルク制御量演算部20では、Gセンサ12bで検出した実際の加速度と、加速度演算部16で車輪速度から算出した加速度aとの差分により路面状態を判定し、悪路と判定した場合にはトランスファ4への伝達トルクをこれに適した値に変更する。一方、正常と判定した場合には、トランスファ4への伝達トルクを再び正常路走行に適した伝達トルクに変更する。なお、この正常路走行に適した伝達トルクとは、出力軸トルク検出部17で算出したAT2の出力軸トルクに基づき勾配検出部18で算出した道路勾配と、回転差検出部19で算出した車輪8、9の回転差とを考慮して決定されるものである。
請求項(抜粋):
エンジンから発生するトルクの、駆動輪と従属輪への配分を制御する制御手段を備える四輪駆動車のトルク配分装置であって、前記四輪駆動車の加速度を検出する加速度センサと、駆動輪と従属輪の内の一方の車輪の速度を検出する車輪速度センサと、前記車輪速度センサで検出された車輪の速度から、前記四輪駆動車の加速度を算出する加速度検出手段と、前記加速度センサで検出された加速度と、前記加速度検出手段が算出した加速度との差分に応じて、前記四輪駆動車が走行する路面の状態を判定する路面状態検出手段と、前記路面状態検出手段が判定した路面の状態に基づいて、前記従属輪へ配分されるトルクの値を算出する伝達トルク演算手段とを備え、前記制御手段は、前記伝達トルク演算手段が算出したトルクの値に基づいて、駆動輪と従属輪へのトルクの配分を制御することを特徴とする四輪駆動車のトルク配分装置。

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