特許
J-GLOBAL ID:200903088174627118

両軸受リール

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 早川 政名 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-329184
公開番号(公開出願番号):特開平11-155443
出願日: 1997年11月28日
公開日(公表日): 1999年06月15日
要約:
【要約】【課題】 スプールの釣り糸繰り出し方向の回転に対してドラグ力の他に、安全且つスムースに、しかも簡単に制動力を与え得るレバードラグ式及びスタードラグ式の両軸受リールを提供する。【解決手段】レバードラグ式の両軸受リールA、又は、スタードラグ式の両軸受リールBの前記左右側枠1,2のいずれか一方に、スプール4の回転に制動力を与えると共に、その制動力の強弱を調節し、且つその制動力がスプール4に対してその釣り糸繰り出し回転に作用し、釣り糸巻き取り回転には作用しないようにしたブレーキ装置10を備える。
請求項(抜粋):
左右側枠間に支承されたスプールシャフトにスプールが軸承され、該スプールの回転がハンドルからドラグ機構を介して伝達される両軸受リールであって、その回転伝達が、スプールシャフトに対して遊転可能なスプールと一体回転する摩擦板と、ハンドルの回転がメインギア及びピニオンギアを介して伝達されるクラッチ板とのいずれか一方がスプールシャフトの軸方向にスライドすることで前記摩擦板とクラッチ板とが接触し、その接触する際の摩擦係合力で行われ、その摩擦係合力の調節をドラグレバーの回動によりカム機構を介して行われるレバードラグ式の両軸受リール、若しくは、ハンドルの回転を摩擦係合力でメインギアへ伝える多板式のドラグ機構を介してメインギアからピニオンギアへ、そのピニオンギアからクラッチ機構を介してスプールと一体回転するスプールシャフトに伝達されて行われ、その摩擦係合力の調節がドラグつまみの回動により行われるスタードラグ式の両軸受リールにおいて、前記左右側枠のいずれか一方にスプールの回転に制動力を与えると共に、その制動力の強弱を調節し、且つその制動力がスプールに対してその釣り糸繰り出し回転に作用し、釣り糸巻き取り回転には作用しないようにしたブレーキ装置が備えられ、該ブレーキ装置は、スプールの同軸線に配設されて遊転する筒体と、その筒体とスプールとの間にそれらいずれか一方と一体回転するように介在されスプールの釣り糸繰り出し回転を筒体に伝達し、スプールの釣り糸巻き取り回転を筒体に伝達しないようにした逆止め機構と、前記筒体内に配置され、その筒体の内周面に対して接離可能、且つ常時内周面から離反する方向に付勢された接触体と、その接触体の接離を操作する操作部とを備えてなることを特徴とする両軸受リール。

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