特許
J-GLOBAL ID:200903088186634330
鋼線材とその製造法及び当該鋼線材を用いる鋼線の製造法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
今井 毅
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-258887
公開番号(公開出願番号):特開2004-091912
出願日: 2002年09月04日
公開日(公表日): 2004年03月25日
要約:
【課題】スチ-ルコ-ド等の製造素材として好適な冷間加工性に優れた鋼線材や、廉価な細径高強度鋼線を安定提供できる手段を確立する。【解決手段】鋼線材を、C:0.90〜1.10%,Cr:0.2 〜0.6 %を含有すると共に必要に応じてCo,Bをも含む化学組成にすると共に、パ-ライトブロックの大きさを鋼のオ-ステナイト結晶粒度番号で6〜8番に、初析セメンタイトの生成量を体積率で 0.2%以下に、パ-ライト中のセメンタイト厚さを20nm以下に、そして当該セメンタイト中に含まれるCrの濃度を 1.5%以下に調整する。当該鋼線材は、加熱温度及び仕上げ温度を特定に調整した熱間線材圧延を施した後、特定冷却速度の2段階冷却を行って製造する。この鋼線材を素材とした細径高強度鋼線の製造では、中間熱処理を省略することができる。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
重量%で、
C:0.90〜1.10%,
Si:0.1 〜1.0 %,
Mn:0.1 〜1.0 %,
Cr:0.2 〜0.6 %,
Co:0〜 2.0%,
B:0〜 0.005%
を含有すると共に残部がFe及び不可避不純物から成り、かつ不純物中のAl,Ti,N,P,S及びOがそれぞれ
Al:0.002 %以下,
Ti:0.002 %以下,
N:0.005 %以下,
P:0.012 %以下,
S:0.01%以下,
O:0.0020%以下
であって、パ-ライトブロックの大きさが鋼のオ-ステナイト結晶粒度番号の6〜8番に相当する範囲で、初析セメンタイトの生成量が体積率で 0.2%以下であり、かつパ-ライト組織中におけるセメンタイトの平均厚さが20nm以下、そのセメンタイト中に含まれるCr濃度が 1.5重量%以下であることを特徴とする、鋼線材。
IPC (4件):
C22C38/00
, B21B1/16
, C21D8/06
, C22C38/32
FI (4件):
C22C38/00 301Y
, B21B1/16 B
, C21D8/06 A
, C22C38/32
Fターム (27件):
4E002AA07
, 4E002AC14
, 4E002BC07
, 4E002BD07
, 4E002CB01
, 4K032AA01
, 4K032AA02
, 4K032AA06
, 4K032AA07
, 4K032AA09
, 4K032AA10
, 4K032AA11
, 4K032AA16
, 4K032AA21
, 4K032AA26
, 4K032AA27
, 4K032AA29
, 4K032AA31
, 4K032AA35
, 4K032BA02
, 4K032CA02
, 4K032CB02
, 4K032CC03
, 4K032CC04
, 4K032CD02
, 4K032CD03
, 4K032CM01
引用特許:
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