特許
J-GLOBAL ID:200903088193695752

ベルト式無段変速装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 北村 修
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-031740
公開番号(公開出願番号):特開平7-243490
出願日: 1994年03月02日
公開日(公表日): 1995年09月19日
要約:
【要約】【目的】 割プーリー型式のベルト式無段変速装置において、移動側のプーリー部分を固定側のプーリー部分に押し操作する側の変速操作が、軽く行えるように構成する。【構成】 移動側のプーリー部分に相対回転自在に押圧部材を外嵌し、押圧部材のピン8aと固定部の接当面3aとの接当により、押圧部材の軸芯に沿っての移動を許しながら押圧部材の回転を止めるように構成して、回転により押圧部材のピン8aを接当面3aに押圧しながら、分力F1で押圧部材を押し操作する傾斜カム9aを備えた変速部材9を設ける。そして、変速部材9により押圧部材8が押し操作されると、ピン8aと接当面3aとの接当部分に、押圧部材を押し操作する別の分力F3が発生するように、接当面3aを伝動軸の軸芯に対し傾斜(開き角度A)させる。
請求項(抜粋):
互いに対向して伝動ベルト(16)に接触する一対のプーリー部分(5),(6)を、上手側の伝動軸(1)又は下手側の伝動軸(11)に取り付けて、前記一対のプーリー部分(5),(6)における一方を前記伝動軸(1)に固定し、他方を前記伝動軸(1)に沿って移動自在に構成して、前記上手側の伝動軸(1)及び下手側の伝動軸(11)に亘り伝動ベルト(16)を巻回し、前記移動側のプーリー部分(6)における固定側のプーリー部分(5)とは反対側の背面に、ベアリング(7)を介して相対回転自在に押圧部材(8)を外嵌し、前記押圧部材(8)及び固定部(3)のうちの一方にピン(8a)を設け、他方に前記伝動軸(1)の軸芯方向に沿う接当面(3a)を設けて、前記ピン(8a)と接当面(3a)との接当により前記押圧部材(8)における前記伝動軸(1)の軸芯に沿っての移動を許しながら、前記押圧部材(8)の回転を止めるように構成し、前記伝動軸(1)の軸芯周りに回転操作されることによって、前記押圧部材(8)のピン(8a)又は接当面を固定部(3)の接当面(3a)又はピンに押圧しながら、前記押圧部材(8)を固定側のプーリー部分(5)側に押し操作する傾斜カム(9a)を備えた変速部材(9)を備えて、前記変速部材(9)により移動側のプーリー部分(6)を固定側のプーリー部分(5)に近接及び離間操作することによって、前記伝動ベルト(16)の巻回半径を変更して変速操作するように構成すると共に、前記変速部材(9)により前記押圧部材(8)が固定側のプーリー部分(5)側に押し操作されると、前記ピン(8a)と接当面(3a)との接当部分に前記押圧部材(8)を固定側のプーリー部分(5)側に押し操作する分力(F3)が発生するように、前記接当面(3a)を前記伝動軸(1)の軸芯に対し傾斜させてあるベルト式無段変速装置。

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