特許
J-GLOBAL ID:200903088207621404

ダイカストマシンの射出制御方法およびその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木下 実三 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-198026
公開番号(公開出願番号):特開平6-039516
出願日: 1992年07月24日
公開日(公表日): 1994年02月15日
要約:
【要約】【目的】 油圧回路および電気回路が単純で、かつアキュームレータの圧力変化等に押湯力が影響されることのないダイカストマシンの射出制御方法およびその装置の提供。【構成】 パイロットサーボ弁32とメイン弁31とを有する複数段であり、かつメイン弁31のスプールが四方案内弁であるサーボ弁30を設け、このサーボ弁30を制御手段60で制御することにより超低速射出速度、低速射出速度のフィードバック制御はもとより、高速射出速度の負荷補償と、押湯力のフィードバック制御等を含む射出制御を行う。
請求項(抜粋):
射出シリンダ装置のピストンロッドの前進速度を低速から高速へ移行させてダイカスト成形を行うダイカストマシンの射出制御方法であって、予め前記射出シリンダ装置と油圧源との間に設けられたサーボ弁に制御信号を送って当該サーボ弁を制御する制御手段を設けておき、成形に先立って、当該制御手段に始動開弁速度、低速射出速度、高速射出速度、ブレーキ開始ストローク、ブレーキ弁開度、ブレーキ時間、押湯昇圧時間、押湯力、保圧時間などの射出条件データを入力設定し、成形にあたっては、入力設定した前記始動開弁速度で前記サーボ弁を開いて射出を開始し、前記ピストンロッドの移動速度が前記低速射出速度に達した時点から、前記低速射出速度でのフィードバック制御を前記制御手段により行い、前記ピストンロッドの移動ストロークが所定の低速射出ストロークに達した時点で、前記高速射出速度に対応する弁開度に前記サーボ弁を最高開弁速度で開いて高速射出を開始し、前記ピストンロッドの移動ストロークが前記ブレーキ開始ストロークに達した時点で、前記ブレーキ弁開度に前記サーボ弁を最高閉弁速度で閉じてブレーキをかけ、前記ブレーキ時間が経過した時点で、前記押湯昇圧時間に対応する開弁速度で前記サーボ弁を開いて前記ピストンロッドの押圧力の昇圧を開始し、前記ピストンロッドの押圧力が前記押湯力に達した時点からは、前記押湯力のフィードバック制御を前記制御手段により行って前記保圧時間が経過するまで前記押湯力を保持することを特徴とするダイカストマシンの射出制御方法。

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